Cork

頬杖日記

子どもと読んだ絵本、遊び、自分の勉強、そのほか面白い・便利と思ったものを書いています。ボストン在住。

MENU

【絵本】Shark vs. Train (英語)

f:id:ecubic:20201020002218p:plain

対象年齢0歳〜 (米国市場基準)

 Chris Barton(著)/Tom Lichtenheld(絵)/LB Kids/2015

絵本紹介記事一覧はこちら

 

内容 

男の子が2人、サメと汽車のおもちゃを持ち出しました。

さぁ、勝負だ!どっちが勝つか!

 

実は、どっちが勝つかは場所による。

例えば、海の中・・サメの圧勝!

線路の上だと・・汽車の圧勝!!

他にも、

シーソー、気球、焼きマシュマロ、パイの食べ放題、

げっぷコンテスト、ボーリング、バスケットボール、飛び込み台、

レモネードやさん、トリック・オア・トリート、遊園地の乗り物。

 

卓球、ボードゲーム、カードゲーム。

これらは、どちらが選んだり配ったりするかによる。

 

でも、こんな状況だとどっちが勝つかわからない。

隠れんぼ、図書館で怒られない、ピアノ、テレビゲーム

銀河探検、綱の上での決闘、大ジャンプ・・・

(そろそろ訳わからなくなってきたな。。休戦の時間か。。)

 

「子ども達!お昼ご飯よ!!」

 

 

感想 

サメと汽車がいろいろな分野で勝負します。

マシュマロ焼きは、汽車が煙突部分で上手に焼くのに、サメの火種はびしょびしょ。

トリック・オア・トリートは、「はらぺこダァ」というサメの袋にどっさりお菓子が入ります。

テレビゲームでは、スコア0の画面の前で、2人が「親指があればなぁ」とうな垂れています。

それぞれの場面、クスクス笑える面白い勝負が満載です。

Shark vs. Train

Shark vs. Train

  • 作者:Barton, Chris
  • 発売日: 2010/04/01
  • メディア: ハードカバー
 

 

 

この本のお勧め朗読動画


Shark vs Train Book Read Aloud | Shark Book for Kids | Train Book for Kids | Children's Books

 

 

関連記事

絵本紹介記事一覧 - 頬杖日記

1,000 Books Before Kindergarten - 頬杖日記

 

【絵本】Mahalia Mouse Goes to College (英語)

f:id:ecubic:20201015223150p:plain

対象年齢4歳〜 (米国市場基準)

John Lithgow(著)/Igor Oleynikov(絵)/Simon & Schuster Books for Young Readers/2007

絵本紹介記事一覧はこちら

 

内容 

ある学生寮の地下にネズミの一家が住んでいました。

 

9月。激しい雨の降る日、ネズミのお母さんは娘のマハリアに頼みました。

「今日はもうお父さんは帰って来れないわ。小さい子ども達のために、何か食べ物を探してきてくれない?」

そう言いながら、お母さんは泣き崩れてしまいました。

 

マハリアはお母さんを抱き締めると、新聞紙に身を包んで外に出ます。

程なくして、寮のカフェテリアで食べ物を見つけたマハリア。

しかし、そこで彼女は誤って誰かの鞄の中に閉じ込められてしまいます。

 

しばらく揺られて辿り着いた先はマハリアの知らない場所でした。

家からは遠く離れた大学の講義ホールです。

前方で話す教授の話は面白く、マハリアは新居でひとりぼっち過ごしながらも講義を受け始めました。

 

ある時、生徒の一人がマハリアに気付き、「ネズミ!」と悲鳴が響き渡ります。

騒動を鎮めた教授はマハリアのノートを見てびっくり。

このネズミは、ここで勉強すべきだ!とマハリアの授業料や教材まで全て用意してくれました。

 

マハリアはそこから4年、勉強したり、いろんな活動に参加します。

そしてついに卒業の年を迎えます。

たくさんの報道陣が彼女を報道し、それはマハリアの家族にも知れることになりました。

 

6月。迎えた卒業式。マハリアは友人の肩に乗り行進の列に並びます。

突然ある一点にマハリアの目線が留まりした。

その先にはマハリアの家族の姿が!

マハリアは家族に駆け寄り、家族は愛情、安堵、誇り、歓喜に包まれます。

 

これでマハリアのおはなしは終わりです。

不合格とならないよう努力し、見事学士を取得した、小さな主役の物語でした。

 

 

感想

本の舞台はハーバード大学で、ネズミの家族が住んでいたDunster Houseも実在するハーバード大学の学生寮のひとつです。

著者のジョン・リスゴーさんはハーバード大学の卒業生で、このお話は卒業式の基調講演で披露されたそうです。

絵本にはその時の音源もついていて、映画・舞台俳優でもあるジョン・リスゴーさんの張りのある朗読を聞くことができます。

家族のことを思いながらも勉強し、大学生活を過ごし、そして迎える卒業式。

このおはなしは、卒業生や何か達成した方々へのメッセージが込められた絵本でした。

英単語はちょっと難しめ。大人も楽しめる絵本です。

Mahalia Mouse Goes to College: Book and CD

Mahalia Mouse Goes to College: Book and CD

  • 作者:Lithgow, John
  • 発売日: 2007/03/27
  • メディア: ハードカバー
 

 

 

関連記事

絵本紹介記事一覧 - 頬杖日記

1,000 Books Before Kindergarten - 頬杖日記

 

Alden Playground

ボストンには街のあちらこちらに子ども向けの公園 (Playground)があります。

どの公園も外見と機能共に質が高く、デザインコンテストでもあるのかしらと思ってしまうほど。

そんな個性豊かな公園を、写真多めにまとめていきたいと思います。主にCambridgeエリア中心で、下の記事から地図を確認できます。

ecubic.hatenablog.com

  

今回はAlden Playgroundです。大きなネットの遊具に、水遊びエリア、砂場、広場とが揃った公園です。

 

Alden Playgroundの紹介

中心に大きなネットの遊具があります。

f:id:ecubic:20201014040835j:plain

 

上の写真のようにボルダリングの突起のついた登り坂や、

下の写真のように太く巻かれた綱を登れるようになっています。

f:id:ecubic:20201014040826j:plain

 

もちろん、真下からネットを登っていくこともできます。

そして、降りる際には大きな滑り台がついています。

f:id:ecubic:20201014040831j:plain

 

隣には、小さな遊具と砂場も。

f:id:ecubic:20201014040810j:plain

 

 手前には大きな広場があり、校庭遊びのようなことができるようになっています。

f:id:ecubic:20201014040841j:plain

 

学校が隣接しているので、平日午後は学校の生徒さんが多く遊んでいます。

小さいお子さんを連れての場合などは、休日や午前中に行く方がお勧めです!

 

 

基本情報

住所: 33 Sacramento Street 
時間: Dawn to dusk
用途: Playground, Water Play
面積: 0.3 acres (約 367 坪)
設立: 1948
改修: 2006

 

 

【絵本】The Bad Seed (英語)

f:id:ecubic:20201014061234p:plain

対象年齢4歳〜 (米国市場基準)

Jory John(著)/Pete Oswald(絵)/HarperCollins/2017

絵本紹介記事一覧はこちら

 

内容 

僕は、悪い種だ。

そう、悪い種。

 

他の種子は僕を見ると、「悪い種だ」と言うんだ。

 

どれだけ悪いかというと、

使った物は元に戻さない。

いつも遅刻する。

長くてつまらないジョークを言う。

手足を洗わない。

嘘をつく。

順番を守らない。

などなど。

 

でも、本当は最初からそうじゃなかった。

最初は、一輪のひまわりの中に生まれた慎ましい種だった。

家族に囲まれて、楽しく過ごしていた。

 

それがある日突然、ひまわりから振り落とされ真っ暗闇の中に入れられた。

そして次に光を見たときは、巨人の口の中に放り込まれていた。

もう終わったと思った。

でもかろうじて生きたまま吐き出されたんだ。

 

それがきっかけで僕は完全に変わった。

悪い種になった。

 

笑うこともなく。

彷徨い続け。

友達もいない。

周りには悪さばかりする。

目標もない。

空き缶の中に住む。

何も構わない。

それが僕にあっていた。

 

でも最近、悪い種をやめようと決めたんだ。

もうそろそろ、幸せになっていい頃だろう。

長い間悪いことばかりしていたから、簡単には直せないけど。

少しずつ挑戦してみよう。

 

今だに、人の話を聞かなかったり、時間に遅れるけれど、

ありがとうと言ったり、笑ったり、人のためにドアを開けている。

 

今だに、機嫌が悪くなる時もあるけれど、いい気分の時もある。

 

僕にできるのは、挑戦し続けて、考え続けること。

もしかしたら、もうそんなに"悪い種"じゃないかもしれない。

 

他の種子が「彼はもうそんなに悪い種じゃなくなったよ」と言っていた。

 

しっかり聞こえたよ。

 

 

感想

New York Times bestsellerであり、2019年のAmazon Primeで一番読まれた本としても選ばれている絵本です。

いろんな種類の種子が、表情と個性豊かに描かれていて楽しいです。

言葉が追えなくても、絵を見ながら十分お話が伝わってきます。

書評には、

    "自分で決断し、良い方向に変えられる。決断のパワーを学べる。"

    "子ども達と、悪いマナーや周りの反応を学べる。"

というコメントが並んでおり、道徳を学ぶ点でも愛されている絵本です。

The Bad Seed

The Bad Seed

  • 作者:John, Jory
  • 発売日: 2017/08/29
  • メディア: ハードカバー
 

 

 

この本のお勧め朗読動画


The Bad Seed – Picture Book Read Aloud | HarperKids Storytime Anytime

 

 

関連記事

絵本紹介記事一覧 - 頬杖日記

1,000 Books Before Kindergarten - 頬杖日記

 

【絵本】Let's BEE Thankful (英語)

f:id:ecubic:20201013025942p:plain

対象年齢4歳〜 (米国市場基準)

Ross Burach/Scholastic Inc./2020

絵本紹介記事一覧はこちら

 

内容 

BumbleとBee2匹のミツバチに、気難しいカエルのFroggy。

3匹の繰り広げる小話が一冊に3話の載せられています。

 

1話目では、BumbleとBeeがパンプキンペイントを企画します。

でも2匹は、どうやってパンプキンを手に入れれば良いか分かりません。

たんぽぽの綿毛を吹いてお願いしてみましたが、当然何も現れません。

Froggyに聞こうと池を訪れた2匹、そこでFroggyそっくりのパンプキンを見つけます。

自分達のお願いが、Froggyをパンプキンに変えてしまったと2匹は大慌て!

「何か言ってーー!」と慌てる2匹に後ろからFroggyの声が。

Froggyは自分の分の後、ミツバチ達にパンプキンを持ってきてくれたところでした。

こうして、Froggy、Bumble、Beeそれぞれにそっくりな3つのパンプキンペイントが並びました。

 

2話目では、Froggyがアップルパイを焼きます。

ところが、材料を確認するとバターが足りません。

バターを買ってくると申し出るBumbleとBee。

でも2匹は、スーパーに辿り着くまでに何を買いにきたか忘れてしまいます。

かろうじて最初の文字だけ分かった2匹は、Bから始まるものを一通り買って帰ります。

しかし、Froggyが確認すると、肝心のバターが入っていません。

今度は忘れないから!とBumbleとBeeはまた飛んで行きます。

 

3話目では、冬籠りしようと穴に入ったFroggyの元にBumbleとBeeが訪れます。

ゆったり静かに寛ごうとしていたFroggyの前に、

BambleとBeeは、絵の道具や、ゲーム、楽器とどんどん物を広げます。

Froggyが寂しくないようにと、沢山のものを用意して持ってきたのです。

そんなにスペースがないと慌てるFroggy。

ありがた迷惑そうな感じですが。。

それでも最後は、ミツバチ達が持ってきたココアとマシュマロをみんなで飲んで仲良く穴の中で過ごすのでした。

 

 

感想

昨日に引き続き、Bumble and Beeのシリーズです。

実は、このパンプキンのお話がこのシリーズの1番の目当てでした。

パンプキンに絵を描くんだよ〜と読みながら一緒に話します。

 

アメリカではこの時期になるとスーパーで、花屋で、パンプキンが並びます。

パンプキンは、Thanksgiving dayでは豊作のシンボルであり、

ハロウィンではJack-o'-lanternの材料になり、

これからの季節に欠かせない野菜なのです。

 さっそく、我が家でも買ってきました。

絵描き用にと小さいものを買ったのです。

ところが、息子は絵を描くよりも食べたいようで。

彼の食欲のもと早々に天辺をちょんぎられてしまいました。

本当は、オブジェとして暫く季節感を出してもらいたかったのですが。。

もったいないのでグラタンにして有り難く頂きました笑

しばらくはお目見えするのでまた買おうと思います。

f:id:ecubic:20201013030033j:plain

 

Let's Bee Thankful (Bumble and Bee)

Let's Bee Thankful (Bumble and Bee)

  • 作者:Burach, Ross
  • 発売日: 2020/09/15
  • メディア: ペーパーバック
 

 

   

関連記事

絵本紹介記事一覧 - 頬杖日記

1,000 Books Before Kindergarten - 頬杖日記