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頬杖日記

子どもと読んだ絵本、遊び、自分の勉強、そのほか面白い・便利と思ったものを書いています。ボストン在住。

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【英語絵本】Goldilocks and the Three Engineers

英語絵本 Goldilocks and the Three Engineers by Sue Fliess & Petros Bouloubasis

対象年齢4歳〜 (米国市場基準)

Sue Fliess(著)/Petros Bouloubasis(絵)/Albert Whitman & Company/2021

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あらすじ

ゴルディロックさんは、小さなお家に住む発明家の女の子

これまでいろんなものを発明してきました

でも最近、いいアイデアが浮かんで来なくてスランプ気味です

困ったゴルデロックさんは散歩に出かけます

 

留守になったお家には冬眠前の食べ物集めをしていた3匹のクマさんがやってきます

この3匹のクマさん達、実はみんな優秀なエンジニア

ゴルディロックさんの発明品を見て、エンジニア魂が燃え上がります

 

"お世話してくれる椅子"にはタイヤをつけて

"おかゆを作ってくれる機械"には自動でハチミツが混ざるようにして

"遠隔コントロールで揺れるベッド"は壊れていた部分をちょっと修理

 

一通りものをいじったクマさん達はそのままベッドで眠ってしまいました

そこへ散歩から帰ってきたゴルディロックさん

 

クマさんたちは慌てて勝手にいじったことを謝ります

でもゴルディロックさんはクマさん達の改良を大絶賛!

 

「私が欲しかったのはインスピレーションじゃなくて、チームだったのかもしれない!
一つの脳より四つの脳で一緒に知恵を出した方がいいに決まってる!」

と大喜び

 

その晩、ゴルディロックさんとクマさん達は夢中でアイデアを出し合って、素敵な乗り物を作りました

次の日、クマさん達は作った乗り物に乗って帰ってゆきます

来年の春、また一緒にもの作りすることを約束して

 

 

感想

イギリスの有名な童話Goldilocks and the Three Bears (3匹のくま)をオマージュした絵本です。

お話しの中で出てくる、"お世話してくれる椅子"、"おかゆを作ってくれる機械"、"遠隔コントロールで揺れるベッド"も全てGoldilocks and the Three Bearsで出てくる小道具ですので、それらがこの絵本でどのように活躍しているか読み比べてみると面白いかもしれません。

息子は歯車や工具が出てくるこの絵本がお気に入りで、何度も読んでいました。

優秀なエンジニアが集まってイノベーションを生み出す。

なんだかベンチャー企業のようなお話しだなと思いました。

3びきのくま

3びきのくま

  • 金の星社
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【理科実験】氷と塩を混ぜてシャカシャカ1分!アイスクリーム作り

氷と塩を使えば、冷凍庫を使わずにたったの数分でアイスクリームができちゃいます。

小さいお子さんとも一緒にできる実験です。

美味しい実験をどうぞ。

 

準備するもの

  • 牛乳
  • 生クリーム
  • 砂糖
  • ジッパー付きのストックバッグ
  • 軽量スプーン
  • プロテイン用カップや水筒など蓋付きの容器

氷と塩を混ぜてシャカシャカ1分!アイスクリーム作り

 

 

手順

1. ストックバッグにアイスクリーム液を作ります。

今回は、生クリームと牛乳の割合を変えて3種類作りました。

  • 生クリームのみ / 牛クリーム小さじ7、砂糖小さじ1
  • 牛乳と生クリーム / 生クリーム小さじ4、牛乳小さじ3、砂糖小さじ1
  • 牛乳のみ / 牛乳小さじ7、砂糖小さじ1

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POINT

ジッパーを閉めるときはできるだけ空気を抜き、液を片側に寄せて閉めます。

 

2. 蓋付き容器に氷、塩、アイスクリーム液の入ったジップロックを入れます。

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POINT

塩はしっかり多めに入れます。

 

 

3. 蓋をしてシャカシャカ1分以上振ります。

 

 

4.取り出して食べてみましょう!

氷と塩を混ぜてシャカシャカ1分!アイスクリーム作り

牛乳だけのアイスクリームが一番しっかり固まりました。

一方で生クリームだけのアイスクリームはゆるゆるで、脂肪分が増えると固まりにくくなる結果となりました。

食べてみると牛乳のみはシャーベットのような舌触り。

フルーツジュースでも美味しいシャーベットができそうです。

生クリームが混ざった方が滑らかな舌触りでした。

 

 

おまけ実験1

氷水に温度計を挿して塩を入れていくと、水温が0℃以下になることを確認できます。

私たちが試した時は、-5℃くらいまで下がりました。

塩を入れていくのは、温度計を入れて0℃付近でメモリが止まってからにしましょう。

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おまけ実験2

塩が混ざると氷が早く溶けるようになります。

この効果を確かめるため、氷に塩や砂糖、小麦粉などを振りかけて氷の溶け方を比べてみます。

時間が経つと塩を入れた氷だけが全て水になっていて、塩が氷を早く溶かす効果を確認できました。

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終わりに

この実験では氷点効果という効果を使っています。

通常水は0℃で氷になりますが、水に塩が混ざると0℃では固まらなくなり、氷水の温度がさらに下がり続けます。

この効果により、塩と氷の入った容器内の温度が0℃以下になり、アイスクリーム液が固まってくれるのです。

塩水は濃度が高いほど凍らなくなり、飽和溶液では-21.3℃まで凍らないそうです。

この性質を使ったものが路面の凍結を防ぐ防雪剤や凍結防止剤で、おまけ実験2ではこの働きを実験で確かめました。

www.shiojigyo.com

【理科実験】ぶんぶんゴマで遠心分離

遠心分離機という実験機器をご存知でしょうか。

遠心力を使って液体中の比重の異なる成分を分離する機械です。

実験室で使われるこの機器ですが、ぶんぶんゴマで同じ仕組みを体感することができます。

この記事ではぶんぶんゴマを作ってジュースを遠心分離した実験をまとめました。

 

準備するもの

  • 厚紙
  • テープ
  • ストロー
  • タコ糸などの紐
  • トマトジュースなどのジュース
  • 定規

 

 

実験手順

1. 厚紙を切ります。

半径3 cmの円を2枚用意します。

中心には1 cmの間を開けて2つの穴を開けます。

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2. ストローを切ります。

3 cmに切ったストローを2本、10 cmに切ったストローを試料分用意します。

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3.長いストローに分離したい液体を入れます。

まず片方の端を折ってテープで固定します。

もう片方の端は液体を入れてから端を折り、溢れた液体を拭いてテープで固定します。

左からトマトジュース、ベリースムージー、マンゴースムージーです。

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POINT

ストロー中に空気が入らないようにします。スポイトがあるとやりやすいです。

 

 

4. 1で切った厚紙に短いストローを貼り付けます。

中心の穴の外側に土台になるように貼り付けます。

 

 

5. 長いストローをもう片方の厚紙に貼りつけて、ぶんぶんゴマを組み立てます。

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POINT

2枚の厚紙を合わせる際に端をできる限り閉じたほうがうまく回ります。

 

 

6. ぶんぶんごまを100回以上回してから中のストローを取り出して観察します。

十分回転させたら、円盤の面の部分が上を向くようにした状態で回転を落とします。

円盤から外したストローは、日や明かりにかざしてあげた方が中がよく見えます。

 

これはトマトジュースです。先の方に赤が濃い層ができています。

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残り2本はこちらのスムージージュースで試してみました。

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マンゴーの方はいまいち分離具合は分からず。

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ベリーの方は先の方に少しだけ固形物質が出ていました。

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終わりに

ぶんぶんゴマでジュース中の成分を分離する実験を試しました。

トマトジュースでは層ができ、ベリージュースでは固形物が出てきて、遠心分離の効果を体感することができました。

ジュースを変えると結果も変わるので色々な飲み物でやって比較すると面白いです。

 

このぶんぶんゴマを使った遠心分離法、2017年には

血液サンプルの処理やマラリア原虫の分離を、電気なしで安価に行うことが可能だ

として科学冊子Natureに論文が掲載されています。

www.natureasia.com

 

また、ぶんぶんゴマではないですが、ゴルゴ13の「病原体・レベル4」ではタイヤの車輪に試験管を取り付けて回すことで、エボラウイルスに感染した猿の血液から血清を作るお話があります。

 

これらの方法が実際に医療で利用されているという情報は見つけられませんでしたが、"遠心分離ができると何に使えるか"を考えるには面白い例だと思います。

 

【英語絵本】Look for ladybug in plant city

s英語絵本 Look for ladybug in plant city by Katherina Manolessou

対象年齢5歳〜 (米国市場基準)

Katherina Manolessou/Frances Lincoln Children's Books/2017

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あらすじ

うさぎのデイジーはペットにテントウムシを飼っています

 

デイジーのテントウムシはちょっといたずらっこ

ある時、かくれんぼうしようと思い立ち、デイジーに内緒で出ていってしまいました!

 

焦ったデイジーですが、テントウムシは見つかりません

 

デイジーは探偵をやっているトカゲのバジルに助けを求めます

探し物の特徴を聞いたバジルは、デイジーとともにテントウムシを探しに街に出ます。

 

小学校、駅、美術館、フェア、レストラン、植物園、コンサート会場、病院、川辺、マーケット。。。

 

さぁ、テントウムシはどこに隠れているでしょう?

 

 

感想

テントウムシやその他の動物を見つけ出すアクティビティブックです。

息子はちょうど昆虫に興味が出てきたところで、テントウムシ以外の虫も見つけて喜んでいました。

草間彌生のようなドット柄や全体的な配色が美してくて眺めているだけでも楽しい絵本でした。

Look for Ladybug in Plant City

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【英語絵本】Found

英語絵本 Found by Salina Yoon

対象年齢3歳〜 (米国市場基準)

Salina Yoon/Bloomsbury USA Childrens/2014

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あらすじ

ある日、くまさんが森の中でバニーちゃんをみつけました

 

「なんて素敵なバニーちゃん!」

 

くまさんは、バニーちゃんを大切に持ち帰りました

 

「誰かの落とし物なのかな

バニーちゃんも悲しそうに見える」

 

くまさんは、”落とし物”のチラシをたくさん作って持ち主探しに出かけました

 

あちこちにチラシを貼り付けながら、くまさんは持ち主を探します

木の天辺から川の底まで

 

夜になりましたが持ち主は見つかりません

 

「もう、僕のバニーちゃんになっちゃえばいいのにな

でも、バニーちゃんの家族もきっと心配しているかも」

 

次の日、くまさんはバニーちゃんといろいろなことをして過ごしました

 

くまさんとバニーちゃんが自転車で移動しているとき

 

「フロッピー!僕のバニー!」

突然ムースのお兄さんが声をかけてきました

 

バニーちゃんをムースに渡すくまさん

バニーちゃんはついにお家に帰れます

でも、どこか悲しげにしょんぼりとしているくまさん

 

「待って!」

ムースのお兄さんがバニーをぎゅっと抱きしめてからくまさんに言いました

「僕のために、これからもこの子を大切にしてくれる?」

 

バニーちゃんは、もう迷子じゃありません!

くまさんはバニーちゃんを大切に大切に持ち帰りました

 

 

感想

森の中でバニーを見つけたくまさん。

持ち主探しを始めますが、だんだんと離れがたい気持ちも芽生えてきます。

無事に持ち主を見つけたくまさんは、最後に素敵なプレゼントをもらいます。

優しさに溢れたお話しでした。

Found (English Edition)

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この本のお勧め朗読動画


www.youtube.com

 

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