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頬杖日記

子どもと読んだ絵本、遊び、自分の勉強、そのほか面白い・便利と思ったものを書いています。ボストン在住。

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ハーバード・エクステンションスクールのCertificateコース終了!

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1年前の1月から取り組んだHarvard Extension SchoolのCertificateコース。

 

昨日、4つ目の講座の最終課題を提出してついに完走しました。

 

成績が出るのが2週間後なのでまだCertificate取得確定ではないですが、ほっと一息。

 

TOEFLの勉強期間も含めると約2年間にわたっての挑戦でした。

 

 

受講したコースは以下の4つでした (受講順)。

  • Systems Thinking and Design to Address Human Challenges

=> 解決すべき問題があった場合、まずはそれに対して複数の要素が絡み合ったシステムを認識し、そのシステムを打破する解決策を導くという考え方を学びました。

  • Essentials of Management (summer school)

=> ケース問題に取り組みながらOrganizational Behaviorを中心に学びました。

  • Project Management

=> プロジェクト運営の実践的な方法を中心に学びました。PMPの取得を意識した授業でもありました。

  • Gender, Leadership, and Management

=> ジェンダー問題、女性のリーダーシップ論について学びました。

 

当初はBiotechnology Management Graduate Certificateを目指してのスタートでしたが、受講指定講座がいまいちだったこともあり、途中からProject Management Certificate に切り替えました。

結果として、より汎用的な知識と経験を得られたため、良い決断でした。

 

 

受講して良かったことは

  • TOEFLの勉強を通して、英語力が上がった。
  • 大学卒業後 (むしろ高校卒業後?)以来ご無沙汰していた”勉強をする姿勢”がついた。
  • 単純に知識の引き出しが増えた。
  • アメリカの大学の授業を体験できた。とにかく自習課題の多さに驚いた。
  • 英文はたくさん読んだ。
  • やりきった自分を褒められる。

というところでしょうか。

 

特に仕事面において。

今まで何気なく過ごしていた職場の規則や環境に対し、そのベースとなる考え方や効果を体系立って学べたことが良かったです。

現在やらせてもらっている仕事は提案型で自由度も高いので、学んだことを意識しながら実践練習していけたらと思います。

 

 

逆に受講したけど期待以下だった点は、

  • 授業を通しての英語力はそこまで上がらなかった。
  • コロナの影響もあり、近場に住みながらも教室で受講するという経験は得られなかった。
  • ネットワーキングはしにくかった。

というところです。

 

私自身の積極性の問題でもありますが、数多く発言したり、Linkedinなどでつながるのにはまだ少し壁が高かったです。

受講開始前は、てっきり同じような境遇 (無職、駐在パートナー、移民)の方が多いと思っていました。

でも実際は、アメリカでバリバリ働きながらCertificateやDegreeを取りに来ている方がほとんどで、対する私はちんまりひっそり受けていました。

皆さん、とても積極的。。

でも、もっともっと英語力を向上したいというモチベーションになりました。

 

 

さて。このブログ、なんと50日ぶりの更新です。。

ブログを書かない期間、図書館に行かない。写真を撮らない。工作しない。

と貴重な機会を失っていました 。

授業も終わり、別の新しいことも始めたいと思っています。

それら継続のためにも、またコツコツとブログを書き続けたいと思います。

ハーバード大学での文献アクセス

授業課題や研究に取り組む上で欠かせない、参考文献探し。

授業においては一般メディアの記事を引用する場合もありますが、やはり論文のほうが情報が重点的にまとめられており、引用元としても信頼性が担保されています。

研究活動の上でも必須なことは言わずもがな。

 

ところが、論文誌の多くは会員制・購買制の形式をとっており、読みたい文献にアクセスできないことが往々にしてあります。

このようなアクセス制限のある論文誌の多くは、Harvard Keyを使って無料で取得することが可能です。

How to Use Your Harvard Key to Get Online Articles for Free

 

私は、上記のリンクで紹介されているGoogle Scholar (Google提供の学術書籍・論文検索サイト)とHarvard Keyを繋げる設定 (Try Harvard Library)を導入しました。

 

Try Harvard Library設定手順

1. Googleアカウントにログインした状態でGoogle Scholarを開き、"設定"から"図書館リンク(Library links)"を探してHarvardと入力します。

2. "Harvard University - Try Harvard Library"と出てきたらそのボックスをチェックし、設定を保存します。

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3. 上記設定後は、Google Scholarでキーワードを検索すると、右側に"Try Harvard Library"という選択が出てきますので、ここをクリックして論文にアクセスします。この際、最初だけHarvard Keyを使ったログインが求められます。

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これで、今まで取得できなかった文献にすいすいアクセスできるようになりました。

様々な論文誌にアクセスできるのは大学所属中の特権ですので、Harvard Keyを手に入れたらじゃんじゃん使いましょう!

ハーバードエクステンションスクール|Critical Reading & Writing テスト

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久しぶりに、ハーバードエクステンションスクール関連のことを書きます!

 

現在も1コース取得中ですが、なかなか大変。

授業外課題が多くて、隙間時間を探しては読んだり書いたりしています。

 

やっと秋期中盤に差し掛かったところではありますが、間も無くすると次期コースの登録が始まります。

 

春学期に取得したい授業では、事前にCritical Reading & Writing Skillsのテストを合格しておくことが必要条件となっており、本日これを受けてみました。

 

Test for Critical Writing & Reading Skillsとは

ハーバード大学が提供しているオンラインのミニテストで、文章の読解力とアカデミックライティングの能力をチェックします。

いくつかのコースでは、事前にこのテストを合格しておくことが必要条件になっていて、満たしていないと登録できません。

万が一テストに合格しない場合は、Critical Writing & Readingのコースを取得するように勧められます。

www.extension.harvard.edu

 

テストの受け方

ハーバードのオンラインサービス上から受けることができます。

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Online Servicesにログイン後、Placement TestsからTake the Test of Critical Reading and Writingを選びます。

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Take the Test of Critical Reading and Writingを選択すると、以下の画面に進みます。

このページで、必要事項を入力後にテストを受けるを選択すると、即座にテストが始まります。

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テストの内容

テストの制限時間は1時間です。

テスト内容としては、文章をひとつ読んだ上で、それに関する選択式の問題5問と、エッセイを一つ書くことが求められます。

エッセイでは、課題文章のサマリーとそれに対する自分の意見を経験を交えて書くことが求められます。

 

テストの実施記録

テスト開始を選択後、すぐにテスト画面に移り、タイマーが動きはじめました。

課題文章を読む前に下の方にスクロールすれば、問題を事前確認することができます。

 

課題文章はそこまで長くない印象です。

ただ、ニュース記事等に比べるとやや読みにくく(慣れていない英国英語だったせいかもしれません)、婉曲な言い回しの意味を理解しにくかったです。

 

選択問題は、そのような婉曲な部分について、この言葉は何のことを指しているかという問題がほとんどでした。

 

エッセイは、課題文章のサマリー、自分の立場とそれを補足する理由を3-4パラグラフで書くように指示されます。文字数制限はありません。

エッセイの構成は、TOEFLのWritingで練習した議論の進め方をそのまま利用できました。

TOEFLを受けていた場合は復習しておくと、落ち着いて臨むことができそうです。

また、記入欄上ではスペルチェックもしてくれて、間違っていれば下線で注意されるので、スペルミスも防ぐことができます。

 

時間が終わると同時に回答画面が切り替わり、テストは終了しました。

ちなみに、テスト中はビデオ監視などもなく、他の情報源を見ることが可能でした。

どうしても分からない単語などは、google翻訳で調べるということもできました。

 

最後に

結果は11月明けに発表予定です。

受かっていれば嬉しいですが、どうかしら。

Critical Reading & Writing Skillsのテストは最大2回まで受験可能です。

ただし、1ターム中で1回までしか受けれないので、春期のタイミングでダメだったら次は秋期のタイミングで2回目を受験。という形になります。

取りたい授業がこのテストを必要条件にしていれば、早め早めに受けてしまうことがお勧めです。

 

以上、今後このテストを受ける機会がある方に少しでも参考になれば幸いです。

 

 

Harvard Extension School サマースクール 最終回

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ハーバードエクステンションスクールのサマースクール受講記録最終回です。

 

授業を終えて

3時間×週2回授業が7週間。あっという間でした。

 

最後の方は予習と課題に逼迫され気味でしたが、やる気を通り越してだらける前に終わってくれて、ちょうど良い長さでした。

 

今回受講していた授業は、ビジネス基礎全般を広く浅く学ぶ授業でした。

自分が経験してきた組織や制度につながる概念が多く含まれており「あれはここから来ているのか」と理解できることが多く、とても楽しかったです。

 

インターネットのおかげでなんでも調べられる時代ですが、そもそもそういう分野やキーワードを知らなければ調べようもありません。

そういう意味で、ビジネスの用語や基礎を広く学べたことは大きな糧になりました。

 

また、今回ブログという場で勉強内容をまとめる取り組みをしてみましたが、自分の勉強のためにこれはとても良かったです。

文章にまとめることで理解が深まると同時に、間も無く返却されるレンタル書籍の要点を見直せる形に残すことができました。

 

こうして続けることができたのも、ブログという穏やかな強制力があったからで、読んでくださった方、星やブックマークをつけてくださった皆様には本当に感謝しています。

ありがとうございました!

 

 

Foundations of Business | Chapter 12のまとめとキーワード

教科書 Foundations of Businessを読んで学習したチャプターのまとめとキーワード。

 

Chapter 12: Creating and Pricing Products That Satisfy Customersのまとめ

  • 製品 (product)は最終的な使用の仕方によって消費財 (consumer product)業務用製品 (business product)に分類させる。この分類は製品の流通方法、プロモーション、価格設定に影響を与える。
  • 消費財は個人のニーズを満たすために購入される。
  • 業務用製品はリース、製品の材料、会社運営の目的で購入され、原材料 (raw material)主要設備 (major equipment)付属設備 (accessory equipment)部品 (component part)加工材料 (process material)消耗品 (supply)サービス (business service)に分類することができる。
  • すべての製品は、導入、成長、成熟、衰退の4つの段階を経て、製品のライフサイクル (product life-cycle)を形成し、ライフサイクルの段階に合わせ売上高と収益性は増加、ピーク、減少を辿る。
  • マーケティング担当者は、製品のライフサイクルステージを把握して、衰退する製品に代わる新製品をいつ導入すべきかを予測する。
  • 製品ライン (product line)とは、類似製品のグループであり、消費方法が互いに関連している
  • 製品ミックス (product mix)とは、企業が販売する全ての製品を含み、ミックスの幅といえば製品ラインの数をさし、ミックスの深さといえば各ライン内の製品数の平均をさす。
  • ブランド (brand)とは、販売者の製品を他の販売者の製品と区別するための名称 (brand name)ブランドマーク (brand mark)トレードマーク (trademark)トレードネーム (trade name)、またはこれらの組み合わせである。
  • ブランドは製造業者のブランド (manufacturer (or producer) brand)店のブランド (store (or private) brand)、またはジェネリック製品 (generic product (or generic brand))として分類される。
  • 包装 (packaging)は商品を保護し、消費者の利便性を高め、製品の特徴、使用、利点およびイメージを伝達する。
  • ラベリング (labeling)は、製品情報を顧客に提供し、一部の内容は法律で義務付けられている。
  • 価格設定は、その製品に対する消費欲、消費者が持つ期待価格と企業が利益を得る価格の間でバランスをとる必要がある。
  • 価格競争 (price competition)は、売り手が製品の価格を下げ、競合他社の価格と同等かそれを下回る価格を設定するときに発生する。
  • 非価格競争 (non-price competition)では、価格以外の要因、例えば製品の品質、顧客サービス、広告、パッケージ、または追加機能などで競合製品と差別化する (product differentiation)
  • 企業の価格設定の目的には、生存、利益最大化、目標投資収益率 (ROI)、市場目標の達成、および現状維持が設定される。
  • 主要な価格の設定方法に、コストベースの価格設定、需要ベースの価格設定、および競争ベースの価格設定の3種がある。
  • 価格を設定する上でのストラテジーは次の5種類に分類できる:新製品価格設定、差動価格設定、心理的価格設定、プロダクトライン価格設定、プロモーション価格設定。
  • 差動価格設定には、価格交渉 (negotiated pricing)二次市場価格設定 (secondary-market pricing)割引 (periodic discounting or random discounting)が含まれる。
  • 心理的な価格戦略には、奇数価格 (odd-number pricing)複数購買時の価格設定 (multiple-unit pricing)参照価格 (reference pricing)バンドル価格 (bundle pricing)日常的な低価格設定 (everyday low prices (EDLPs))慣習的な価格設定 (customary pricing)が含まれる。
  • 製品ラインの価格設定には、キャプティブ価格設定 (captive pricing)プレミアム価格設定 (premium pricing)、および価格ライン (price lining)の設定がある。
  • プロモーション価格設定には、プライスリーダー価格 (price-leader pricing)、スペシャルイベント価格 (special-event pricing)比較割引 (comparison discounting)がある。
  • ビジネス製品の価格設定は、購入規模や輸送費用 (transfer pricing)などの因子も含まれるため、消費財の価格設定とは異なることを理解しておく。

 

その他キーワード

brand loyalty: 特定のブランドに対する嗜好性。

brand equity: ブランドの強さに関連したマーケティングおよび財務的価値のこと。

individual branding: 企業がそれぞれの製品に異なるブランドを使用する戦略。

family branding: 企業が複数の製品をまとめて同じブランドを使用する戦略。

brand extension: 別カテゴリーに属する新製品に既存のブランドを使用すること。

express warranty: 保証書

markup: 上乗せ価格

breakeven quantity:  損益分岐点。総収入が生産コストを上回るための販売ユニット数。

total revenue: 総収入

fixed cost: 固定費

variable cost: 可変的な費用

total cost: 総費用

price skimming: 製品のライフサイクルの導入時点で可能な限り高い価格をつける戦略。

penetration pricing: 製品のライフサイクルの導入時点で可能な限り低い価格をつけて、市場シェアの拡大を狙う戦略。

 

 

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ハーバード大学散歩写真|観光にも

コロナの影響で、学生さんや観光客がいなくなったハーバード大学内はとても静かです。

 

こんな機会はそうそう訪れない。

 

ということで、静かなハーバード大学の様子を撮ってみました。

 

ハーバード・ヤード。これでもかなり人が戻ってきています。

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一番有名なワイドナー記念図書館

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階段端の高い部分に足をぶらぶらさせて人が座っていたのがいつもの光景。f:id:ecubic:20200813111904j:plain

 

こんな色合いの建物が多いです。

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常に写真順番待ちの行列ができるジョン・ハーバード像も、今は静か。

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ハーバード・ヤードを抜けた先にサイエンスセンター (写真奥の建物)があります。

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門にはハーバードの校章。veritasはラテン語で"真理"の意。

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サイエンスセンターの前は広場になっていて、毎日フードトラックがきています。

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別の角度からみたサイエンスセンター前。

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サイエンスセンターの横には研究棟が広がっています。写真はヨーロッパ研究を対象とする棟。

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若い木の並木道。

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生物学を対象とする棟の壁面や扉には、動物や虫の絵が描かれています。

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ちょっと新しめの棟も。

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メモリアルホール。平日には一部内部に入れます。

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ハーバード・スクエア駅前にでーんと建つスミス・キャンパス・センター。ハーバード大学関連の事務や病院が入っています。

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側面からのスミス・キャンパス・センター。

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Harvard Book Storeを望む門

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