ボストンには街のあちらこちらに子ども向けの公園 (Playground)があります。
どの公園も外見と機能共に質が高く、デザインコンテストでもあるのかしらと思ってしまうほど。
そんな個性豊かな公園を写真多めにまとめていきたいと思います。主にCambridgeエリア中心で、下の記事から地図を確認できます。
第一弾はCambridge Commonです。最寄駅はHarvard Square駅で、駅から徒歩5分程度の場所にあります。
Cambridge Commonの紹介
Cambridge Commonのプレイグラウンドは、正式名称がAlexander W. Kemp Playgroundという名前で、その周りは広い芝生に囲まれています。
大きな砂場があります。夏は水遊びもできます。
砂場のそばには船を模したなにか。
人工丘。滑り台がついていますが、少し大きい子たちはダンボールで滑り降りています。斜面が滑り易くなっていて、かなりスピードが出ます。人工丘の反対側はネットを使って登れるようになっています。
いろんな形のブランコと、ゆりかご型の遊具。
シーソーもあります!意外と珍しい。
コーヒーカップみたいに遊べる遊具。
遊具の種類が多く、幅広い年齢層の子ども達が遊べます。また、周りの芝生に出れば、思い切り走り回ったり、ボール投げや自転車もできます。
基本情報
住所: 1500 Massachusetts Avenue
時間: Dawn to dusk November 1 to March 31; dawn to 10pm April 1 to October 31
用途: Playground, Water Play, Foot/Bike Paths, Soccer, Softball
面積: 8.2 acres (約10038坪)
設立: 1830
改修: Underway (playground, 2009)
おまけ
Cambridge Common内にはいくつか史跡モニュメントがありますので、あわせて紹介します。
ひとつは、独立戦争時の伝説の木、Washington Elmの記念碑です。Washington ElmはCambredge Commonの敷地内にあった木で、この木の下でジョージ・ワシントンが初めて大陸軍の指揮を執ったという伝説がありました*1 。残念ながら1923年に病気のために死んでしまいましたが、その切り枝はアメリカの全州に配られ、根分けもされました。
記念碑のそばには、Washington Elmの根分けを元にする大きなニレの木が立っており、この木の下で、こんな感じで。と想像してみるとちょっとワクワクします。近くにはブロンズ製の大砲も置いてあります。
公園中央にはアメリカ南北戦争の記念碑があり、基部近くの屋根付きの部分にはエイブラハム・リンカーン大統領の像、記念碑の上には兵士の像があります。
また、1845年から約5年の期間に大量の死者と移民者を出したアイルランドの大飢饉 (ジャガイモ飢饉)の記念碑もあります。
*1:Washington Elmの話はあくまで伝説で、事実ではないというのが今の定説です。