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頬杖日記

子どもと読んだ絵本、遊び、自分の勉強、そのほか面白い・便利と思ったものを書いています。ボストン在住。

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【TOEFL iBT】総勉強時間280時間 100点突破までのスコア対策(2)

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Harvard Extension SchoolでCertificateをとる目標を決めてから、TOEFL100点を目指して勉強を始めました。【社会人向け講座】Harvard Extension Schoolとは - 頬杖日記

 

過去問を1回解いて初めて受けた結果は79点。

 

TOEFL 80点前後のレベルから、独学で100点を突破するまでに取り組んだ勉強方法を全2回でまとめます。

 

勉強の下準備、Reading、Listeningについてはこちら。

【TOEFL ibt】総勉強時間280時間 100点突破までのスコア対策(1) - 頬杖日記

  

 Speaking

TOEFL初受験時の私のSpeakingレベルは、基本的な日常会話はほぼOK、仕事でも多少英語を話す機会に恵まれてました。

100点突破のためのSpeakingの目標点数は最低20点のため、正直、意外といけるのではと思っていました

 

ところが、初めて受けた結果は15点。練習を重ね、話しやすいテンプレートも身につけて受けた結果は18点。目標点には届かずでした。

 

最終的には23点まで上がったのですが、一番重要だったのは、いかに点数を客観的に分析して練習に反映するかだったと思います。

 

過去問でひたすら練習

Speakingでの勉強法は

  1. 中国TPOで過去問を解く
  2. 納得いくまで解答を録音する
  3. 録音終了後、中国TPO上で聴ける他の解答者の音源を聞いてみる

 

を1日に2−3問繰り返しました。毎日約1時間半のSpeakingの練習をしていました。

最初は検索して見つけたテンプレートを元に練習し、徐々に自分が言い易いフレーズにしていくことで、1ヶ月ほどで、どのようなトピックでも構造を維持して喋れるようになってきました。

 

テスト結果の点数分析

Speakingの練習を始めて1ヶ月でTOEFLを受けた結果は18点でした。

18点という数字は、評価点2が多めの中に少しだけ評価点3混じっているレベルです。

 

自分の中ではそこそこ喋ったという手応えがあったのにこの点数。

。。多分、採点者にほとんど伝わっていない。。

 

今のままの話し方ではこれ以上の点数は採れないと考え、次の受験までは、勉強法はそのままに、話す際の意識を置くポイントを変えました。

具体的には、発声のテンション上げ、スピード減、シンプルな英語、丁寧さを意識して練習しました。

スピードが遅くなるため、詰め込める情報は減りますが、話しながら前後の文の繋がりを確認する余裕が生まれ、丁寧に内容を追ってる感覚が得られました。

 

そして、本当にこれだけの変更でしたが、1ヶ月後のテストでは驚きの5点アップで23点を採れています。

 

喋っているのになかなか20まで伸びない方は、少しゆっくりでも着実に話すようにすることで、点数が上がる可能性があると思います。

 

 

Speakingで全部話しきれなくても。。

もう少しだけ、Speakingの点数分析の話を掘り下げておきます。

Speakingの採点は、Delivery、Language use、Topic Developmentの3つから評価されます。

このうち2つで評価点3がつけば、その問題の総合評価点は3になります。

23点という数字は、全問題を通して総合評価点の平均が3だったという数字です。

 

私が23点取得した際、丁寧に喋った一方で、半数の問いは最後まで話しきませんでした。4問目については具体例の2つ目を一切触れられていません。

 

それでも23点取れたということは、話しきれなかった分はTopic Developmentの評価減のみに留まり、DeliveryとLanguage useでは評価点3を得ることができたのかなと考えています。(各問題、総合評価点で4は取れていないだろうという前提です)

 

あくまで自己分析なので正確性は分かりません。

でも、このように自己評価してみると、闇雲になりやすいSpeakingも対策案 (練習ポイント)を考えるヒントになると思います。

 

Speakingの点数分析をする際には以下のサイトにとてもお世話になりました。

【改訂版】新形式のTOEFL iBT Speakingセクションはどのようにしてスコアが算出される? | トフレ!(旧 WebTOEFL) 葛山のTOEFL® TEST ブログ

 

 

Writing

エッセイの丸暗記

Writingは過去問練習の前に、Indipendentのエッセイをいくつか丸暗記するところから始めました。

 

丸暗記用エッセイは、下記サイトから恣意的に選びました。覚えたエッセイは5つほどで、1エッセイ1週間を目安に覚えていきました。

また、Integratedについても、構造と書き出しのフレーズを同サイトの例文からいくつか暗記しました。

TOEFL Writing - High-Scoring Sample Essays and Question Prompts

 

本当は、自分で暗記用エッセイを書いた方が、覚えやすく、テンプレート丸暗記と認識されて減点される恐れもないと思います。ただ、私の場合は添削の依頼などもしなかったので、できているものを元にしました。

 

過去問で練習

丸暗記後は、やはり過去問で実践を積みました。

  1. 中国TPOで過去問を解く
  2. Grammarlyで文法チェック
  3. 修正した箇所をノートに書く

 

を1日1回、たまにIntegratedも混ぜながら、覚えたエッセイをベースに内容を書き換えられる訓練を約1ヶ月繰り返しました。

 

Grammarlyは文章のスペルチェックをしてくれるサイトで、総合的な読みやすさや、文章構造なども評価してくれます。Writing 25点程度の目標であれば無料バージョンで十分です。

Free Grammar Checker | Grammarly

 

修正箇所は、スペル、文法ミス、類義語などをまとめておきました。こうすることで復習にもなりますし、当日のカンペとしても役に立ちます。

 

Integratedの書き出しフレーズについても、好きなフレーズや単語を例文から抜き出してきて、カンペに纏めておきました。こうすることで苦手部分や便利フレーズを試験に向かう途中でさっと復習できます

 

こんな感じ。。

 The author of the reading believes..

 The lecturer cast doubt on the claims..

 This point is challenged by the lecturer..

 This argument is rebutted by the lecturer..

 The lecture, on the other hand, feels that...

 claims, states, mentiones, suggests, says, notes, argues, is of the opinion

 

 

まとめ

緩急はありますが、全体の勉強時間をまとめると、おおよそ以下の感じになります。

 1-3週目: RとLを5-7時間/日 (120時間)。

 4-7週目:  SとWを2.5時間/日 (75時間)。

 8-11週目: S、W、Lを織り交ぜて2.5時間/日 (75時間)。

 その他、エッセイ丸暗記に10時間程度。

合計で280時間程度は机に向かって勉強していました。なお、Podcastで英語を聴いている時間などは含めていません。

 

振り返ると、前半のまとまった時間でReadingとListeningを集中的に勉強したことで基礎力がつき、後半のSpeakingとWritingではアウトプットの練習に集中できたことが良かったと思います。

後半は仕事と育児で1日の勉強時間は限られていましたが、毎日続けることで着実に力になってきました。

 

英語は、筋トレやランニングと一緒でやればやるだけ力になります。

TOEFLの点数をあげるまでの過程として、一つの参考になれば幸いです。

 

米軍基地で習う英会話スクール【GOOVER ENGLISH SCHOOL】