対象年齢2歳〜 (米国市場基準)
Leo Lionni/Knopf Books for Young Readers/2006
内容
オウムは緑
金魚は赤
ぞうは灰色
ブタはピンク
全ての動物には自分の色があります。
カメレオンをのぞいては
カメレオンは、自分の行くところに合わせて身体の色を変えます。
レモンの上では黄色に
ヘザーの花の中では紫に
虎の上では虎のようなシマシマ模様に
ある日のこと、虎の尾に乗った1匹のカメレオンが言いました。
「ずっと緑の葉っぱの上にいれば、"自分の色"になるかもしれない」
そう思って、カメレオンは1番青々とした葉っぱの上に乗りました。
しかし、秋になると葉は黄色くなり、カメレオンも黄色になってしまいました。
さらに葉が赤く変わると、カメレオンも赤くなってしまうのでした。
冬になって木枯らしに吹かれると、葉とカメレオンはともに下に落ちてしまいました。
長く暗い冬を黒い身体で過ごしたカメレオン。
春になると、芝生の中で別のカメレオンに出会います。
カメレオンは、彼に起こった悲しい出来事を話してから尋ねました。
「僕たちは一生自分の色を得ることはできないのかしら」
芝生の中にいたカメレオンは、年上で物知りでした。
「できないだろうね。。でも、僕たち一緒にいたらどうかな?身体の色は変わるけど、僕と君はいつも同じになるよ」
そこからふたりは常に一緒にいるようになりました。
一緒に緑になり
一緒に紫になり
一緒に黄色になり
一緒にキノコの水玉模様になり
そうしてふたりは、ずっと幸せに過ごしたのでした。
感想
自分の色を持ちたいと思ったカメレオン。それは無理だけど、いつも同じ色でいてくれる素敵な相棒を見つけました。
英語の文章のリズムが良く、自然と詩を読むような調子になります。
鮮やかな色が綺麗で、子どもと一緒に色を学んだり、描いてみたり、版画に挑戦してみたくなる絵本です。
と思って探していたら、プチプチを使ったアクテビティを見つけました。
busybugs.coプチプチ、たくさん溜まっているので今度やってみようかな。
二か国語版です↓
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