対象年齢5歳〜 (米国市場基準)
Kate Berube/Chronicle Books/2016
あらすじ
放課後、ハンナのパパは、バス停でハンナを迎えます。
放課後、犬のシュガーは、バス停で飼い主のバイオレットを迎えます。
ハンナとバイオレットは同じバス停で降りるので、
バイオレットのお母さんは、毎回ハンナにシュガーをペットにしたい?と尋ねます。
でもハンナはいつも「いいえ。ペットはいらないです。」と答えます。
ハンナは犬がちょっぴりシュガーが怖いのです。
ある日、そのシュガーが行方不明になってしまいました。
クラスのみんなであちこち探しますが、シュガーが見つからないまま夜になってしまいました。
夕食の後、ハンナはシュガーのことを考えながら玄関の外に腰掛けます。
こんな暗闇の中迷子になったら、怖いし、寒いし、もしかしたらお腹も空いているかもしれない。。
ふと、ハンナの耳にガサゴソと音が入ります。
ハンナが音のする茂みの奥を覗いてみると、そこにはリードが木に絡まって動けなくなったシュガーが!
ハンナは咄嗟にあとずさりします。
でも勇気を出して、少しずつシュガーに近づいていきました。
シュガーは優しくハンナの手に顔を擦りつけます。
そしてシュガーは無事にバイオレットの家族の元に戻ることができました。
ハンナのお父さんも娘を自慢に思います。
その後、これまでどおりハンナのパパは、バス停でハンナを迎えます。
犬のシュガーは、同じバス停で飼い主のバイオレット、そしてハンナを迎えるようになりました。
感想
犬が苦手だったハンナですが、犬のシュガーが行方不明になったことがきっかけになり、勇気を出して克服します。
柔らかな絵とおはなしが相まって、全体的に暖かで穏やかな雰囲気が漂います。
犬が怖いことを克服したい子ども達へのちょっとした後押しになる絵本でした。
この本のお勧め朗読動画
朗読ではないのですが、リズムをつけてストーリを歌ってくれています。
Hannah and Sugar Song - Emily Arrow (book by Kate Berube)
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