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頬杖日記

子どもと読んだ絵本、遊び、自分の勉強、そのほか面白い・便利と思ったものを書いています。ボストン在住。

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【理科実験】氷と塩を混ぜてシャカシャカ1分!アイスクリーム作り

氷と塩を使えば、冷凍庫を使わずにたったの数分でアイスクリームができちゃいます。

小さいお子さんとも一緒にできる実験です。

美味しい実験をどうぞ。

 

準備するもの

  • 牛乳
  • 生クリーム
  • 砂糖
  • ジッパー付きのストックバッグ
  • 軽量スプーン
  • プロテイン用カップや水筒など蓋付きの容器

氷と塩を混ぜてシャカシャカ1分!アイスクリーム作り

 

 

手順

1. ストックバッグにアイスクリーム液を作ります。

今回は、生クリームと牛乳の割合を変えて3種類作りました。

  • 生クリームのみ / 牛クリーム小さじ7、砂糖小さじ1
  • 牛乳と生クリーム / 生クリーム小さじ4、牛乳小さじ3、砂糖小さじ1
  • 牛乳のみ / 牛乳小さじ7、砂糖小さじ1

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POINT

ジッパーを閉めるときはできるだけ空気を抜き、液を片側に寄せて閉めます。

 

2. 蓋付き容器に氷、塩、アイスクリーム液の入ったジップロックを入れます。

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POINT

塩はしっかり多めに入れます。

 

 

3. 蓋をしてシャカシャカ1分以上振ります。

 

 

4.取り出して食べてみましょう!

氷と塩を混ぜてシャカシャカ1分!アイスクリーム作り

牛乳だけのアイスクリームが一番しっかり固まりました。

一方で生クリームだけのアイスクリームはゆるゆるで、脂肪分が増えると固まりにくくなる結果となりました。

食べてみると牛乳のみはシャーベットのような舌触り。

フルーツジュースでも美味しいシャーベットができそうです。

生クリームが混ざった方が滑らかな舌触りでした。

 

 

おまけ実験1

氷水に温度計を挿して塩を入れていくと、水温が0℃以下になることを確認できます。

私たちが試した時は、-5℃くらいまで下がりました。

塩を入れていくのは、温度計を入れて0℃付近でメモリが止まってからにしましょう。

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おまけ実験2

塩が混ざると氷が早く溶けるようになります。

この効果を確かめるため、氷に塩や砂糖、小麦粉などを振りかけて氷の溶け方を比べてみます。

時間が経つと塩を入れた氷だけが全て水になっていて、塩が氷を早く溶かす効果を確認できました。

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終わりに

この実験では氷点効果という効果を使っています。

通常水は0℃で氷になりますが、水に塩が混ざると0℃では固まらなくなり、氷水の温度がさらに下がり続けます。

この効果により、塩と氷の入った容器内の温度が0℃以下になり、アイスクリーム液が固まってくれるのです。

塩水は濃度が高いほど凍らなくなり、飽和溶液では-21.3℃まで凍らないそうです。

この性質を使ったものが路面の凍結を防ぐ防雪剤や凍結防止剤で、おまけ実験2ではこの働きを実験で確かめました。

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