対象年齢1歳〜 (米国市場基準)
Eric Carle/World of Eric Carle/1990
あらすじ
ある暖かな日、卵から小さなコオロギが生まれました
「ようこそ!」大きなコオロギが羽を震わせて挨拶をします
小さなコオロギも同じように羽を擦りつけてみますが、何の音もでません
小さなコオロギはその後もいろいろな虫に出逢います
「おはよう!」とバッタ
「ハロー!」とカマキリ
「ごきげんよう!」とイモムシ
「やぁ!」とアワフキムシ
「こんにちは!」とセミ
「元気かい!」とクマバチ
「こんばんわ!」とトンボ
「おやすみ」と蚊
小さなコオロギはお返事をしたくて羽を擦りつけますが、やっぱり音がでません
夜も深まり、オオミズアオが静かに夜の空を滑っていきました
その静寂を小さなコオロギは楽しみました
オオミズアオが飛んでいった方向に、小さなコオロギは雌のコオロギを見つけました
小さなコオロギはもう一度羽を擦ってみました
すると…
今度こそ、今までで聴いた中でももっとも美しい音がでたのでした
感想
はらぺこあおむしと同じように、エリック・カールさんの豊かなコラージュアートとリズムある文章が詰まった絵本です。
さらにこの絵本、最後まで開くとコオロギの音が流れ出す仕掛け付きです。
ページをめくった途端にコロコロと音が流れ出し、楽しい驚きを与えてくれました。
いろいろな虫が登場するので、虫好きのお子さんには特に喜ばれそうです。
また挨拶の言葉がたくさんでてきますので、英語での挨拶を学ぶのにも良さそうです。
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