使用済みプラ容器で、ホログラムのような映像を楽しめるおもちゃを作りました。
完成イメージ
準備するもの
- お惣菜などの透明なプラ容器
- ハサミ or カッター
- 定規
- セロハンテープ
- スマホ
手順
作成手順は以下のサイトを参考にしました。
★ 立体投影!ホログラムを作ってみよう!お家にある材料で簡単に作れる。ちょっと未来を感じる工作・自作 ★ | Stardust-News.net
1. 型紙を作ります。
長辺12cm、短辺2cm、高さ7cmで台形を作ります。
大きさは携帯などの光源に合わせて等倍で調整します(相似の勉強にも!)
上の写真の型紙はiPadで使える大きさにしています。
2. 型紙に合わせてプラ容器から台形を4枚切り抜きます。
3. ピラミッド型になるようにセロハンテープを使って張り合わせます。
完成したピラミッドは、ペタンと畳んでしまえます。
4.スマホでYoutubeからホログラム動画を探します。
5.作った投影器を逆ピラミッドになるようにスマホに置くと、逆ピラミッドに映像が映って浮かび上がったように見えます。
暗い部屋で真横から見るようにすると良いです。
6. ちょっと一工夫
片面から見るだけで良ければ、1面の動画でも浮かび上がって見えてきます。
下の画像では、2つのスクリーンを通して手前と奥の絵が重なるようにしてみました。
#ペッパーズ・ゴースト のトリックを使って暗闇で2つの映像を重ねてみた。手前に炎🔥奥にアナ雪のサラマンダー🦎透明なディスプレイ(プラ容器)を透過して後ろの🦎が🔥の中で動いているように見える。#3Dホログラム #お家実験 pic.twitter.com/pgEuhunIB3
— ペコ🇺🇸在住理系母 (@pecosansho) 2021年8月30日
クラゲの動画は、音楽付きのおしゃれなインテリアみたいになりました。
★使用youtube動画↓
終わりに
画像を反射させて見るというシンプルな仕組みですが、暗闇でボワンと浮かび上がるのはなかなか感動します。
プラ容器、ハサミ、セロハンテープがあれば気楽に試せるのが良いところ。
手軽に自分のスマホにある動画を映してみても面白いです!
ちなみにこのおもちゃ、”ホログラムっぽい映像”を見せてくれているのであって、本物のホログラムとは異なります。
本物のホログラムは、ホログラフィという画像記録技術で撮影した映像のことで、ホログラフィは、光の強度(波長)に加えて光の来る向き(位相)を記録する技術です。光の強度だけを記録したのが普段見ている写真や動画です。
空中に映像を投影して3Dホログラムのように見せるこのおもちゃは、"擬似ホログラムに分類されます。
利用しているのはペッパーズ・ゴーストと呼ばれる視覚トリック。
有名どころではディズニーランドのホーンテッドマンションが同じ仕組みを使っています。
★擬似ホログラムについてはkajiguchi97さんの記事がまとまっていてお勧めです↓
空中に映像を投影して立体画像のように見せる"擬似ホログラム"は店頭広告、ショーやアトラクション、ライブなどで利用例が広がっています。
3D映像技術はどのような場面で使えば効果的か、工作してひとしきり楽しんだ後には、一緒に考えてみても楽しいかもしれません。