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頬杖日記

子どもと読んだ絵本、遊び、自分の勉強、そのほか面白い・便利と思ったものを書いています。ボストン在住。

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【英語絵本】The Octonauts and the Great Ghost Reef

The Octonauts and the Great Ghost Reef by Meomi

対象年齢4歳〜 (米国市場基準)

Meomi/Immedium/2009

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あらすじ

オクトノーツの隊員達

サンゴ礁の美しいグレートリーフシティへ休暇にやってきました

 

あれれ、シティについたもののあたりは一面真っ白

カラフルなサンゴはどこにも見当たりません

おまけに奇妙な音やうめき声が聞こえてきて、まるでゴーストタウンのよう

 

これは、何か科学的な理由があるに違いない

オクトノーツ隊員があたりを調べていると、1匹のおじいさん亀に出会います

おじいさん亀の話では、このあたりに住んでいた生き物達はみんな引っ越してしまって、最後に残ったおじいさん亀も引っ越しを考えているところでした

 

オクトノーツは、おじいさん亀の新しい住まい探しを手伝います。

浜辺やマングローブ、沼地を訪れますが、おじいさん亀はどこも納得できません

やはりサンゴ礁をどうにか戻すしかないと、グレートリーフシティへ戻ってきました

 

みんなが戻ってくるとサンゴ礁に残っていたシェリントンが走ってきました

「原因が分かった!高い建物が立ちすぎたのが問題だ!

お日様があたらなくて緑藻が弱り、サンゴも白くなってしまったんだ

サンゴは体の中に緑藻を蓄えて栄養をとったり色がつくらしい」

 

そうとわかればこちらのものです

この事実をみんなに伝えて立ちすぎた建物を壊しました

お日様のあたるようになったサンゴ礁は徐々に色を取り戻し、生き物達も帰ってきました!

 

オクトノーツお手柄です!

なんだかんだ、最高の休暇だったね!

 

感想

ディズニーチャンネルやネットフリックスで配信されている『すすめ!オクトノーツ』の原案絵本です。

息子もテレビで見ていたので「見たやつの絵本だ」と興味津々でした。

可愛らしいペンギンやクマのキャラクターが潜水艦に乗って探検するいかにも子ども向けのアドベンチャー物語ですが、扱うテーマはサンゴ礁の白化現象とリアルです。

白化現象は、サンゴに共生している褐虫藻が失われて、白い骨格のみになる現象です。

どこかで聞いた話であったものの、この絵本をきっかけに調べてみて改めて勉強になりました。

息子とはネットで出てきたサンゴ礁の写真を見ながら、環境問題やポケモン(サニーゴ)の会話をしつつ楽しみました。

 

 

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【英語絵本】Pirate Jack gets dressed

英語絵本 Pirate Jack gets dressed by Nancy Raines Day & David Wiesner

対象年齢0歳〜 (米国市場基準)

Nancy Raines Day(著)/David Wiesner(絵)/Beach Lane Books/2018

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あらすじ

おれの名前はジャック、海賊だ!

さぁ、1日の始まりだ!!

 

夜明けとともに起きまして

まずは灰色のももひきを履く

目には黒の眼帯

耳には金のイヤリング

手には銀色の鉤爪をつけて

足は黄色のズボン

真っ白なシャツも着ないとね

おっと、鉤爪で袖が破れてしまった!

お次はなんだ?青いベストだ

腰には赤いサッシュを巻いて

頭にはオレンジのスカーフ

足元はピンクの靴下に

茶色のブーツ

仕上げには紫のコート

まだなにか色が足りないか?教えてくれ!

そうだ!緑のオウムだ!

さぁ、全ての色が出揃ったから

他のカラフルなクルー達と集合だ!

 

感想

カラフルなお洋服に身を包んでいく海賊ジャック。

シンプルなストーリなので、小さいお子様から楽しめます。

こっそり登場して、たまにやらかしているいるネズミも可愛いです。

 

 

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【英語絵本】The Crocodile and the Scorpion

英語絵本 The Crocodile and the Scorpion by Rebecca Emberley & Ed Emberley

対象年齢4歳〜 (米国市場基準)

Rebecca Emberley(著)/Ed Emberley(絵)/Roaring Brook Press/2013

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あらすじ

青くて大きな川の川辺にクロコダイルが住んでいました

クロコダイルはとっても食いしん坊で、でも脳みそはとってもちっぽけでした

 

そこから離れた岩場にはサソリが住んでいました

サソリの針はとっても鋭くて、でも心はとっても狭いのでした

 

ある日のこと、何を思ったのかサソリが川辺にやってきます

川を渡りたいと思ったサソリは、そこにいたクロコダイルに頼みました

 

サ「すみません、川を渡るのを手伝ってくれない?」

ク「手伝ってくれる友達はいないのか」

サ「いない、いつもすぐに刺してしまって、誰も近寄ってこないから」

ク「そういえば、僕もいつもすぐに噛み付いてしまうから友達はいないな」

サ「僕ら、友達になれるかもしれないね」

ク「確かに」

サ「じゃぁ、僕を背中に乗せてくれるかい?」

ク「刺さないって約束するならね」

サ「刺さないよ、噛みつかないって約束してくれるならね」

 

ワニはサソリを背中に乗せて川を渡り始めました

ところが、サソリは背中で揺られるうちに衝動に駆られ‥

チクンとワニを刺してしまいました

ビリビリっと痺れたワニは

バクンとサソリに噛みつきました

 

ク・サ「おまえのせいだーーー!」

 

そう言いながら沈んでいった2匹の声は

今も川で耳を澄ますと罵り合いが聞こえてきますよ

 

感想

昔話のような落語のような不思議でちょっとおかしなおはなしでした。

頭の良くないワニと心の狭いサソリは、最後には自分達の言葉を反故にして川の底に沈んでいきます。
ふと考えてみるとこんなバッドエンドで終わる英語絵本は初めてくらいで、逆に衝撃的でした。

サソリ大好きな長男はサソリが出てくる絵に満足気。

でも最後に沈んでいくのは面白くない様子で一生懸命否定しようとしていました笑

 

 

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【英語絵本】Little Cloud

Little Cloud by Eric Carle

対象年齢2歳〜 (米国市場基準)

Eric Carle/World of Eric Carle/1996

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あらすじ

空にはゆっくりゆっくり流れる雲

後ろの方に小さな雲さんがくっついている

 

やがて、他の雲は上の方に上がって消えていってしまったけれど

小さな雲さんだけ下の方に下がってきて家や木にぶつかった

 

小さな雲さんは大きくなって

羊みたいな形になった

次は飛行機の形に

次はサメ、木、うさぎ、帽子、ピエロ

どれも小さな雲さんが空から見てきたもの

 

そのうち、他の雲が戻ってきて小さな雲さんを呼び戻した

 

雲たちは全部集まって、もっと大きな雲になって、、

 

雨になった!

 

 

感想

空に浮かぶ雲がいろいろな形に変わっていくおはなしです。

小学校の教科書で読んだくじらぐもを思い出します。

我が家の子どもたちは、空をゆったり眺めることはあまりありません。

それよりは地面や目の前の遊具に意識が集中して常に動き続けています。

もう少し大きくなったらぼーっと眺めるのもおもしろくなるのでしょうか。

そのうち、この本を読んでから一緒に空を眺めてみると面白いかもしれません。

最後に雨で急におはなしが終わるのは、まさに子どもの気分のようで良い余韻でした。

 

 

この本のお勧め朗読動画


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【英語絵本】Mister Seahorse

Mister Seahorse by Eric Carle

対象年齢2歳〜 (米国市場基準)

Eric Carle/World of Eric Carle/2004

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あらすじ

タツノオトシゴのお父さんとお母さんがゆらゆらと泳いでいます

 

「そろそろ卵を産む時期だわ」

「僕が手伝うよ しっかり面倒を見るからね」

 

タツノオトシゴのお母さんはお父さんのお腹の袋に卵を産みました

 

タツノオトシゴのお父さんが卵を抱いてゆらゆら泳いでいると

いろんな魚たちに出逢います

 

葦に隠れたヘラヤガラ

巣で卵を守っているトゲウオのお父さん

珊瑚に隠れたミノカサゴ

口に卵をいっぱいに入れたティラピアのお父さん

海藻に隠れたコノハウオ

頭に卵をかけたコモリウオのお父さん

岩裏に隠れたオコゼ

お腹に卵をつけたパイプフィッシュのお父さん

産まれた子どもたちの世話をしているブルヘッドのお父さん

 

さぁ、タツノオトシゴの子どもたちが卵から産まれる時がやってきました

お父さんが身体をひねってゆらして、、

ほら、子どもたちがお腹の袋から出てきま

赤ちゃんが1匹、お腹の中に戻ろうと泳いできます

 

「あ、だめだよ これかからは自分で泳がなきゃ」

とお父さん

 

たくさんのタツノオトシゴの赤ちゃんたちが、お父さんの元を離れて泳ぎだしました

 

 

感想

お父さんが卵のお世話をするお魚や、環境にあわせて擬態するお魚。

この絵本ではそんなお魚たちと出会うことができます。

擬態しているお魚は、背景が描かれた透明シートの裏に隠れるようになっていて擬態の様子がわかり面白いです。

個人的には(擬態無視で)カラフルに描かれたタツノオトシゴの絵が好きでした。

 

 

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