Cork

頬杖日記

子どもと読んだ絵本、遊び、自分の勉強、そのほか面白い・便利と思ったものを書いています。ボストン在住。

MENU

【英語絵本】Art Detective: Spot the Difference!

英語絵本 Art Detective: Spot the Difference! by Doris Kutschbach

対象年齢8歳〜 (米国市場基準)

Doris Kutschbach/Prestel Junior/2013

絵本紹介記事一覧はこちら

 

あらすじ

世界の名画を使った間違い探しです。

絵本の中で使われている絵画は以下の通り。

1枚につきおおよそ15〜25個くらい間違いが隠れています。

  • Sunday Stroll (1841) / Carl Spitzweg
  • A Sunday Afternoon on the Island of La Grande Jatte (1884-1886) / Georges Seurat
  • The moneychanger and his wife (1514) / Quinten Massys
  • Exotic landscape with monkeys playing (1910) / Henri Rousseau
  • By the sea (1892) / Paul Gauguin
  • Lunch in the garden (1873) / Claude monet
  • Still life with ginger jar and eggplants (1893-1894) / Paul Cezanne
  • Still life with parrot (early 1600s) / Georg Flegel
  • Birds (1914) / Franz Mark
  • Barely in leaf (1934) / Paul Klee
  • A panel from the grabow altarpiece (1380) / Master Bertram
  • The tower of babel (1563) / Pieter Brueghel the elder
  • Harem garden (1700s) / unknown Indian panter
  • Lock at Dolo on the Brenta (c1732/35) / Giovanni Antonio Canal, called Canaletto
  • The Ambassadors (1533) / Hans Holbein the younger
  • Place du theater in Paris (1898) / Camille Pissarro
  • Brandenburg gate (1929) / Ernst Ludwig Kirchner
  • Carnation, lily, lily, rose (1885/86) / John singer sargent
  • Starry night (1889) / Vincent Van Gogh

 

感想

名画の間違い探しなんて面白い!と手に取りました。

見開きで左右にオリジナルと手が加わった一枚が並びます。

間違いはかなり巧妙に隠れており、なかなか全部は見つけられませんでした。

このような形で名画に親しみ、いつか本物を見た時に「知ってる!」と思える。

そんな経験作りに繋がりそうな楽しい本でした😄

 

 

絵本一覧↓

ecubic.hatenablog.com

【英語絵本】Bob's blue period

対象年齢4歳〜 (米国市場基準)

Marion Deuchars/Laurence King Publishing/2018

絵本紹介記事一覧はこちら

 

あらすじ

ペンギンのボブとコウモリバットは大親友、いつも一緒です

 

ところがある日、バットが手紙を残してどこかへ行ってしまいました

「ボブへ、しばらくの間行かなきゃいけないんだ 親友のバットより」

 

バットがいなくなってボブは落ち込みます

 

「絵を描いてみたら変わるかも」

しかし、なぜかボブが描く絵はすべて青くなってしまいます

バナナもオレンジも木も肖像画も。。

バットがいなくなった悲しみでボブの世界は全てが青くなってしまったのです

 

これは大変だと、他の仲間たちが夜明けにボブを外に連れ出します。

薄青い中みんなで丘を駆け登ったところでちょうど太陽が登ってきました

「わぁ!誰が描いたんだ!」

鮮やかに色づいた空を見たボブは世界が色に溢れていることを思い出しました

 

疲れと興奮で疲れたボブは家に帰って眠ります

ボブの夢の中も色々な色に溢れています

 

目が覚めた時、ボブは生まれ変わったような気分でした

ボブの目に映る世界は、もう青ばかりではありません

そしてその時、ドアの手紙入れからポストカードが落ちました

ドアを開けるとそこにはバットが!

 

バットが帰ってきた!

他の仲間たちもバットの帰りをお祝いします

ボブの世界は再び色を取り戻したのでした

 

 

感想

思わずピカソの青の時代を連想するタイトルと色。

お話はやはりお友達が突然いなくなって悲しみに暮れるところから始まります。

悲しみに暮れたボブが描く絵は青ばかり。

孤独と不安が伝わってきます。

そんな絶望を抜け出すきっかけをくれたのは、やはり周りの仲間たちでした。

最後は親友のバットも戻ってきて、ハッピーエンドのボブの青い時代でした。

Bob's Blue Period

Bob's Blue Period

  • Laurence King Publishing
Amazon

 

 

この本のお勧め朗読動画


www.youtube.com

 

 

絵本一覧↓

ecubic.hatenablog.com

【英語絵本】A House for Hermit Crab

英語絵本 A House for Hermit Crab by Eric Carle

対象年齢5歳〜 (米国市場基準)

Eric Carle/Simon & Schuster Books for Young Readers/1991

絵本紹介記事一覧はこちら

 

あらすじ

1月「そろそろ引っ越さないとな」

ヤドカリはキチキチになった今のお家を抜けでました

「早いところ新しいお家を見つけないと」

 

2月の初め、ヤドカリは良さげなお家を見つけて入ります

でも色も何もついていなくてなんだか寂しい

 

3月、ヤドカリはイソギンチャクをお家の上に招待しました

 

4月、ヤドカリはヒトデをお家の上に招待しました

 

5月、ヤドカリはサンゴをお家の上に招待しました

 

6月、ヤドカリはカタツムリをお家の上に招待しました

 

7月、ヤドカリはウニをお家の側におきました

 

8月、ヤドカリたちは海藻の森にやってきました

海藻で日が遮られてあたりは薄暗いです

 

9月、ヤドカリと仲間たちはランタン魚の群れに出会いました

「やぁ、明るいね!どなたか私のお家の側にいて明るく照らしてくれないかな?」

 

10月、ヤドカリは綺麗な小石を見つけて、殻の周りに素敵な石垣を作りました

とっても素敵なお家になりました

 

しかし11月、ヤドカリには家が窮屈になってきました

「そろそろ引っ越さないとな、でもみんなと別れたくないな」

 

12月、小さなヤドカリが通り過ぎました

お家探し中のようです

ヤドカリは、小さなヤドカリ言いました

「僕の代わりにここに住んでもいいよ!その代わり友達を大切にすると約束してくれるかい?」

「約束するよ」

 

次の年の1月、ヤドカリは今の家を抜け出ました

家を出ると、海がとても広く感じます

でも、もうちっとも怖くありません

 

大きいけれど味気ない貝を見つけたヤドカリはワクワクするのでした

「スポンジにフジツボに、タコノマクラに、クマノミに、電気ウナギに!

いろんな可能性があるぞ!待ちきれない!」

とね

 

 

感想

ヤドカリの生態がエリック・カールさんの美しいコラージュで描かれています。

このおはなしは、新しい環境へと進む子どもたちへの応援がこもっているそうです。

卒園・卒業・転校などで、作り上げてきた環境を後に新しい場所へ進んでいく。

そこから旅立つことは寂しいけれど、その次に繋がる能力はしっかり備わっている。

そんな心強い応援メッセージを受け取れる絵本でした。

 

 

この本のお勧め朗読動画


www.youtube.com

 

 

絵本一覧↓

ecubic.hatenablog.com

【英語絵本】Just Be Jelly

英語絵本 Just Be Jelly by Maddie Frost

対象年齢4歳〜 (米国市場基準)

Maddie Frost/Little, Brown Books for Young Readers/2021

絵本紹介記事一覧はこちら

 

あらすじ

イワシには、危険から身を守るために守るルールがあります

その数はなんと19000個!

皆で脇目もふらずに一緒に泳ぎ、常に気をつけなければいけません

 

あらら、1匹のイワシが群れから外れてしまいました

「た、たいへんだーー!」

パニックになるイワシの前に現れたのはゆらゆらと泳ぐクラゲ

 

「ちょっと落ち着きなよ、今の君に必要なのはクラゲバイブだよ」

「クラゲ、、なっだって?」

「クラゲバイブだよ! 

リラックスしてー 伸びて 縮んで 体を揺すって 波にまかせてー

「そんなことして、どうやって危険から身を守れるっていうのさ」

 

はたしてその後のイワシはというと、、

クラゲと別れて今度は深海の生物に出会います

再びパニックになるも、クラゲバイブを試したところ?

なぜだかリラックスした気分に!

深海の生物達とも仲良くなれました!!

 

新しい友達の協力を得て群れに合流できたイワシは、ルールの更新を提案します

今までのルール”止まらず、脇目は降らず、知らんぷりして”は全部捨て

こうしましょう”人生ゆったり進み、より道もして、フレンドリーに"

そう、クラゲのようにね!

 

 

感想

危険から身を守るために余裕もなく慌てるイワシに、クラゲがどうぞゆったり落ち着いてとクラゲバイブを伝授します。

クラゲバイブは心を落ち着けるストレッチ。本を置いてやってみても楽しいです。

子どもの学校でもストレッチを混ぜたストーリータイム風景がよく見られます。

本を読んで落ち着いた気分でストレッチをするのは効果が高いのかもしれません😊

Just Be Jelly

Just Be Jelly

Amazon

 

 

絵本一覧↓

ecubic.hatenablog.com

【英語絵本】Robobaby

英語絵本 Robobaby by David Wiesner

対象年齢4歳〜 (米国市場基準)

David Wiesner/Clarion Books/2020

絵本紹介記事一覧はこちら

 

あらすじ

ロボットの女の子カソードのおうちに大きな段ボールが届きました

カソードの兄弟になる赤ちゃんロボです!

 

まずは組み立てから

「昔よりずいぶん複雑だな」と説明書を読むお父さん

「これは私の仕事よ」と組み立て始めるお母さん

しかし、お母さんが組み立てた赤ちゃんロボはすぐにばらっと壊れてしまいました

 

お母さんはメカ好きのおじさんを呼んできます

「私もできるよ」とカソードが言いますが、、

「大丈夫、私に任せなさい」とおじさん

 

おじさんは、説明書はおざなりに、カスタマイズ満載の赤ちゃんを組み立てました

ポチッとスタートボタンを押した途端、ビューンと赤ちゃんが大暴走!!

 

カソードはペットロボと協力して赤ちゃんを捕まえて別の場所に連れて行きました

そして、みんなに見つかる前に手順書通りに赤ちゃんを完成させます!

 

「すごいじゃないかカソード!君は天才だ!」

カソード達を見つけると、みんな口々にカソードを褒めました

 

お祝いやヘルプに来たロボ達が帰って、やっと一息

「今日はエキサイティングな日だったね」とお父さん

。。

とそこへ

ピンポーン♪

「え!ダンボールがもうひとつ?双子!?」

 

 

感想

ロボット一家の元に新しい赤ちゃんロボがやってくるおはなしです。

大人があれこれ言うけれど、一番冷静でしっかりしていたのはお姉ちゃんになるカソードでした。

大人じゃなくったって子どもだって頼りになるよね。という絵本でした。

Robobaby

Robobaby

Amazon

 

 

絵本一覧↓

ecubic.hatenablog.com