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頬杖日記

子どもと読んだ絵本、遊び、自分の勉強、そのほか面白い・便利と思ったものを書いています。ボストン在住。

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【英語絵本】A House for Hermit Crab

英語絵本 A House for Hermit Crab by Eric Carle

対象年齢5歳〜 (米国市場基準)

Eric Carle/Simon & Schuster Books for Young Readers/1991

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あらすじ

1月「そろそろ引っ越さないとな」

ヤドカリはキチキチになった今のお家を抜けでました

「早いところ新しいお家を見つけないと」

 

2月の初め、ヤドカリは良さげなお家を見つけて入ります

でも色も何もついていなくてなんだか寂しい

 

3月、ヤドカリはイソギンチャクをお家の上に招待しました

 

4月、ヤドカリはヒトデをお家の上に招待しました

 

5月、ヤドカリはサンゴをお家の上に招待しました

 

6月、ヤドカリはカタツムリをお家の上に招待しました

 

7月、ヤドカリはウニをお家の側におきました

 

8月、ヤドカリたちは海藻の森にやってきました

海藻で日が遮られてあたりは薄暗いです

 

9月、ヤドカリと仲間たちはランタン魚の群れに出会いました

「やぁ、明るいね!どなたか私のお家の側にいて明るく照らしてくれないかな?」

 

10月、ヤドカリは綺麗な小石を見つけて、殻の周りに素敵な石垣を作りました

とっても素敵なお家になりました

 

しかし11月、ヤドカリには家が窮屈になってきました

「そろそろ引っ越さないとな、でもみんなと別れたくないな」

 

12月、小さなヤドカリが通り過ぎました

お家探し中のようです

ヤドカリは、小さなヤドカリ言いました

「僕の代わりにここに住んでもいいよ!その代わり友達を大切にすると約束してくれるかい?」

「約束するよ」

 

次の年の1月、ヤドカリは今の家を抜け出ました

家を出ると、海がとても広く感じます

でも、もうちっとも怖くありません

 

大きいけれど味気ない貝を見つけたヤドカリはワクワクするのでした

「スポンジにフジツボに、タコノマクラに、クマノミに、電気ウナギに!

いろんな可能性があるぞ!待ちきれない!」

とね

 

 

感想

ヤドカリの生態がエリック・カールさんの美しいコラージュで描かれています。

このおはなしは、新しい環境へと進む子どもたちへの応援がこもっているそうです。

卒園・卒業・転校などで、作り上げてきた環境を後に新しい場所へ進んでいく。

そこから旅立つことは寂しいけれど、その次に繋がる能力はしっかり備わっている。

そんな心強い応援メッセージを受け取れる絵本でした。

 

 

この本のお勧め朗読動画


www.youtube.com

 

 

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