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頬杖日記

子どもと読んだ絵本、遊び、自分の勉強、そのほか面白い・便利と思ったものを書いています。ボストン在住。

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【英語絵本】How much is a million?

英語絵本 How much is a million? by David M Schwartz & Steven Kellogg

対象年齢4歳〜 (米国市場基準)

David M Schwartz(著)/Steven Kellogg(絵)/HarperCollins/2004

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あらすじ

大きな数字が、どれくらい大きいか想像できるかな?

数の魔術師マーベラシモが、大きな数字について教えてくれます。

 

100万ってどれくらい?

もしも、1人の子どもの肩の上に子どもが立って、またその上に子どもが立つのを100万人分繰り返すと、その高さは、ビルも山も飛行機の飛んでいる高さも超えるよ

もしも、1から100万まで数えたら、23日はかかるよ

もしも、100万匹の金魚が入れる金魚鉢があったら、それは鯨一匹入る大きさになるよ

もしも、この本で100万個の小さい星を描いたら、70ページは星で埋まるよ

・・・・・・・

ほら7ページでやっと10万、これをあと10回繰り返せば100万個だ!

 

それじゃぁ、10億ってどれくらい?

もしも、10億人の子どものタワーを作れば月を越えるね

もしも、1から10億まで数えたら、95年はかかる

もしも、10億匹の金魚を金魚鉢に入れたければ、スタジアムくらいは必要だ

もしも、本の中に10億個の星を描けば、ページを繋げた長さは16kmにもなるよ

 

それじゃあ、1兆ってどれくらい?

もしも、1兆人の子どものタワーを作ったら、月も火星も木星も飛び越えて、土星の輪っかくらいまでいっちゃうね

もしも、1から1兆まで数えたら200000年かかる

もしも、1兆の金魚を入れるには、都市の港くらいの大きさが必要

もしも、ロール紙に1兆個の星を描いたら、ニューヨークからニュージーランドまで行っちゃうよ!

 

どうだろう、これで大きな数字のドデカさが伝わったかな?

 

感想

100万とか10億、1兆という数が、いったいどれほど大きいのか、想像の力を借りてイメージできるように教えてくれます。

たくさんの人でタワーを作ったらどれ程高いのか?1から数えたら何年かかるか?なんて、いかにも子どもが考えそうなことですが、実際に話を聞いたらそんなに大きいのかとびっくりします。

絵もユーモアがあって、子どもと一緒にクスッと笑いつつ、大きな数字のドデカさを実感できる絵本でした。

 

 

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【英語絵本】DRIP

英語絵本 Drip by Maggie Li

対象年齢2歳〜 (米国市場基準)

Maggie Li/Templar/2022

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あらすじ

これは小さなしずくのおはなしです

しずくとは、小さな水の粒のこと、あなたは見たことあるかしら?

 

あるお花でいっぱいのお庭

そろそろお水をあげなければいけません

ところが、蛇口からは一滴の小さなしずくのみ

これではお庭のお花を潤すには全然足りません

 

そうこうしているうちに、しずくはポトンと排水溝の中へ消えていってしまいました

地下にある排水管の迷路に入ったしずくの行く先は...?

 

しずくは、パイプを通り、川へ行き、大きな川へ合流し、やがて海へ辿り着きました

しかし旅は終わりません。

太陽に温められた水はやがて空気中に浮かび上がり、雲に!

風に吹かれてまた大地に戻ると、山や町をこえ、あの乾いたお庭にやってきました

そして、雨になってお庭を潤したのでした

 

感想

可愛らしい絵のボードブックで水の循環を教えてくれます。

水はどこからくるの?という子どもの疑問に、絵を見ながら一緒に読める点が良いです。

イラストも、カラフルなお花畑や迷路みたいな地下のパイプ、川が海につながって行く部分など目に楽しく、飽きさせない絵本でした。

 

 

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【英語絵本】Get Together

英語絵本 Get Together by Miguel Ordonez

対象年齢1歳〜 (米国市場基準)

Miguel Ordonez/Rise x Penguin Workshop/2021

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あらすじ

見て!この3個の形で何ができるかな・・・・お魚!

 

この4つの形でできるのは・・・・カメ!

 

この5つの形だとどうかな?・・・・鳥!

 

この6つの形では?・・・・ネズミ!

 

この7つの形が合わさって・・・・トラ!

 

この8つの形だとなんだと思う?・・・・サイ!

 

おおっと、、全部の動物が重なってぐらぐらぐら・・・・

どしゃーん

バラバラごちゃ混ぜになっちゃった

 

33個の形が合わさってできたのは・・・・

エイリアン?みたいな新しいお友達たちでした!

 

 

感想

バラバラのピースを見ながら、組み合わせるとどの動物になるのか、考えながら読んでいきます。

「3つの形が組み合わさって魚になるのなら、4つの形は...?」

問いかけと想像、ページをめくって答えを見るワクワク感が楽しめる絵本です。

白地にはっきりした色のシンプルな図形は視覚的にも優しく、1歳からでも形を指差しながら楽しく読むことができました。

Get Together

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【英語絵本】The Very Quiet Cricket

英語絵本 The Very Quiet Cricket by Eric Carle

対象年齢1歳〜 (米国市場基準)

Eric Carle/World of Eric Carle/1990

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あらすじ

ある暖かな日、卵から小さなコオロギが生まれました

「ようこそ!」大きなコオロギが羽を震わせて挨拶をします

小さなコオロギも同じように羽を擦りつけてみますが、何の音もでません

 

小さなコオロギはその後もいろいろな虫に出逢います

「おはよう!」とバッタ

「ハロー!」とカマキリ

「ごきげんよう!」とイモムシ

「やぁ!」とアワフキムシ

「こんにちは!」とセミ

「元気かい!」とクマバチ

「こんばんわ!」とトンボ

「おやすみ」と蚊

小さなコオロギはお返事をしたくて羽を擦りつけますが、やっぱり音がでません

 

夜も深まり、オオミズアオが静かに夜の空を滑っていきました

その静寂を小さなコオロギは楽しみました

 

オオミズアオが飛んでいった方向に、小さなコオロギは雌のコオロギを見つけました

小さなコオロギはもう一度羽を擦ってみました

すると…

 

今度こそ、今までで聴いた中でももっとも美しい音がでたのでした

 

 

感想

はらぺこあおむしと同じように、エリック・カールさんの豊かなコラージュアートとリズムある文章が詰まった絵本です。

さらにこの絵本、最後まで開くとコオロギの音が流れ出す仕掛け付きです。

ページをめくった途端にコロコロと音が流れ出し、楽しい驚きを与えてくれました。

いろいろな虫が登場するので、虫好きのお子さんには特に喜ばれそうです。

また挨拶の言葉がたくさんでてきますので、英語での挨拶を学ぶのにも良さそうです。

 

 

この本のお勧め朗読動画

動くイラストレーション付きの朗読動画です


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【英語絵本】Shy Ones

英語絵本 Shy Ones by Simona Ciraolo

対象年齢3歳〜 (米国市場基準)

Simona Ciraolo/Flying Eye Books/2020

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あらすじ

新入生のお魚の子達が学校に集まってきました

おや、お母さんの後ろに隠れている子がいるようですね

よく見ないと見落としそうです

 

恥ずかしがりのお魚の子は、教室で目立ちたがるような子ではありません

校庭でもひっそりと隠れています

どこかな?と探さないと、隠れていることさえ気付けません

 

「つまらないやつ」と思いましたか?

でも、そう結論を急いじゃいけません

実は、誰も見ていないところではとっても素敵なダンサーだったりするんですよ!

 

お魚の子を誕生日会に誘ってみたらどうでしょう?

招待状をもらい、気乗りしないながらも何やら策を考えた様子のお魚の子

 

あら、絵を描いた紙袋をかぶってやってきました!

人混みの中ちょっと居心地が悪そうですね

と思ったら、おんなじように袋をかぶってきた子を見つけました

 

もうお互い一人じゃありません

恥ずかしがり屋さんどうし、気の合う親友ができたようです

 

 

感想

学校に入っても、目立たず、ひっそりとしている子。

そんな子を優しく見守りそっと後押ししてくれるような絵本でした。

性格の違いはあれど、多くの子ども達にとって、居心地の良い家を出て学校に通うのは本当に大変なことだと思います。

長男が現地の幼稚園に通い始め、大きな校舎に吸い込まれていく子ども達の姿を日々目にするようになりました。

そんな子ども達の後ろ姿に、大きなエールを送りたい気持ちになる絵本でした。

Shy Ones

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