対象年齢3歳〜 (米国市場基準)
Simona Ciraolo/Flying Eye Books/2020
あらすじ
新入生のお魚の子達が学校に集まってきました
おや、お母さんの後ろに隠れている子がいるようですね
よく見ないと見落としそうです
恥ずかしがりのお魚の子は、教室で目立ちたがるような子ではありません
校庭でもひっそりと隠れています
どこかな?と探さないと、隠れていることさえ気付けません
「つまらないやつ」と思いましたか?
でも、そう結論を急いじゃいけません
実は、誰も見ていないところではとっても素敵なダンサーだったりするんですよ!
お魚の子を誕生日会に誘ってみたらどうでしょう?
招待状をもらい、気乗りしないながらも何やら策を考えた様子のお魚の子
あら、絵を描いた紙袋をかぶってやってきました!
人混みの中ちょっと居心地が悪そうですね
と思ったら、おんなじように袋をかぶってきた子を見つけました
もうお互い一人じゃありません
恥ずかしがり屋さんどうし、気の合う親友ができたようです
感想
学校に入っても、目立たず、ひっそりとしている子。
そんな子を優しく見守りそっと後押ししてくれるような絵本でした。
性格の違いはあれど、多くの子ども達にとって、居心地の良い家を出て学校に通うのは本当に大変なことだと思います。
長男が現地の幼稚園に通い始め、大きな校舎に吸い込まれていく子ども達の姿を日々目にするようになりました。
そんな子ども達の後ろ姿に、大きなエールを送りたい気持ちになる絵本でした。
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