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頬杖日記

子どもと読んだ絵本、遊び、自分の勉強、そのほか面白い・便利と思ったものを書いています。ボストン在住。

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妊娠中にコロナワクチンを接種、その後無事出産しました

ここ数日、妊婦さんとCOVID-19のニュースがパタパタと目に入ってきました。

一つ目は、8月11日にアメリカのCDC (疾病対策予防センター)が妊婦さんのワクチン接種は安全だと発表したニュース。

今回の発表では、妊娠20週以前にmRNA COVID-19ワクチンを接種した約2,500人の妊婦さんに流産リスクの増加は認められず、妊娠早期におけるワクチン接種が危険ではないと発表されました。

妊娠後期の妊婦さんについては、すでに安全上の懸念はないと報告されており、今回のデータを受けて全ての妊婦さんがワクチンを受けることを改めて推奨しています。

New CDC Data: COVID-19 Vaccination Safe for Pregnant People | CDC Online Newsroom | CDC

 

ちなみにCDCは、妊娠を考えている男女や授乳期のワクチン接種も推奨しています。

ワクチン接種によって不妊になることはなく、またワクチン接種によって母親や赤ちゃんがCOVID-19に感染してしまうこともありません。

最近の報告では、ワクチン接種したお母さんの母乳にCOVID-19の抗体が含まれることが確認されており、赤ちゃんを守る効果につながるか継続して調べられています。

www.cdc.gov

 

二つ目は、8月14日に日本の産婦人科各会が共同でワクチンを推奨するメッセージを出したニュース。

上で紹介したアメリカでのデータも声明の参考にされています。

妊娠中は症状が重症化しやすい例もあるようで、積極的な接種が推奨されています。

www.tokyo-np.co.jp

 

そして、コロナで自宅療養中の自宅出産で、新生児の赤ちゃんが亡くなってしまった悲しいニュース。

コロナ療養と出産が重なってしまった時の怖さを再認識させられました。

www.yomiuri.co.jp

 

私は妊娠31週と34週の時にコロナワクチンを受けました。

ワクチン接種の順番が回ってきた時、当初は受けるべきか迷いました。

副反応の高熱で苦しんだ話は私の周りでも一定数聞きましたし、今の生活では人と会う機会も少なくCOVID-19にかかる確率も少ないと考えたからです。

 

それでも、最終的には接種を決めました。

その際は以下のようなことを考えていました。

  • 高熱が出たとしても、解熱剤で下げられる。
  • 短時間の高熱で胎児に影響が出ることはほぼない。
  • 副反応対策は事前に準備可能。
  • 担当医師に聞いたら、週数関係なく打った方が良いと推奨された。
  • 長男や夫からウイルスが持ち込まれる可能性はある。
  • 万が一コロナにかかった場合のリスクや負担が大きすぎる (2名分の生命の危険、検診や分娩が困難になる、家族全員自宅待機で仕事や生活に負担がかかる)

万が一コロナにかかった場合のリスクと、副反応で苦しむリスクで天秤をかけて、やはりコロナが重症化した場合のリスクが大きすぎると判断し、その結果ワクチンを受けておくことにしました。

 

ワクチン接種日、当日と翌日はすぐ対応できよう夫にお願いして受けに行きました。

受けた結果ですが、、、

2回とも大きな副作用も出ずあっさり終わりました。

1回目は肩の痛み、2回目は肩の痛みと少しだけだるさを感じ、発熱は一度もなし。

(1日くらいぶっ倒れて家事育児全部任すのも悪くないと思っていただけに残念😗)

精神面では、ワクチンのおかげで重症化する心配がほぼなくなったので、より楽な気持ちで残りの妊娠期間を過ごすことができるようになりました。

 

その後、コロナに感染することもなく無事に第二子が生まれ、今も元気です。

意外だったことですが、出産時までワクチン接種の奨めや有無を病院側から切り出されることはありませんでした。

本人の意思を尊重し、病院からプレッシャーをかけないための配慮なのでしょうか。

 

妊娠中、お腹の赤ちゃんの様子は検診や胎動でしか知る術がなく、自分の体調の変化が胎児にどのような影響を与えるかとっても不安なものです。

わざわざワクチンを受けて体調に負荷をかけるべきかも本当に悩むところです。

生活状況や精神面の負担は人によって異なります。

それぞれのリスクを検討し、自分や家族の中で納得のいく判断をできたらいいのかなと思います。