ハーバード大学では、学生向けとは別に、一般人向けコースを提供しています。
受講できるコースは900に登り、その多くがオンライン受講も可能です。
Harvard Extenshin Schoolの基本情報についてまとめました。
Harvard Extension Schoolとは
Harvard Extenshin Schoolとは、日本でいう生涯学習に近いと思います。
提供している分野は、歴史、ビジネス、科学、芸術、コンピュータサイエンスなど多岐に渡り、1コースから受講できます。
さらに、複数の規定コースを受講して単位取得すると、学位 (Degree)や証明書 (Certificate)を授与することが可能です。
正式に認可されたものなので履歴書にもかけますし、Harvard Alumni Associationのメンバーになり、例えばAlumni向けの求人情報にアクセスできるようになったりします。
また、オンラインコースが数多く用意されているので、アメリカにいなくても受講が可能です。実際に授業に出ましたが、少なくない人が別の州またはアメリカ国外から参加していました。
DegreeとCertificateの概要一覧
取得できるDegreeとCertificateの概要一覧です。
Certificateは規定のコースの中から3から5コースの単位を取得することでもらえます。
Degreeはもうちょっと大変で、10コース以上の単位取得が必要です。
Certificate | Underdraduate Degree | Graduate Degree | |
---|---|---|---|
取得コース数 | 3-5 | 16-32 | 10-12 |
金額 | $8,700-14,500 ($2,900xコース数) |
$30,080–$60,160 ($1,880xコース数) |
$29,000-$34,800 ($2,900xコース数) |
期間 | 平均1.5年 3年以内の規定あり |
- | 5年以内の規定あり |
授業形態 | Online on Campus |
Online on Campus |
Online on Campus |
分野 | Certificate一覧 | Bachelor of Liberal Arts | Graduate Degree一覧 |
*2020年9月に学費が $40 - $60/コース 増額しました。表内は改定後の料金です。
*1月のセッションとサマースクールは、通常のコース費より$500前後高くなります。
Certificateの種類一覧はこちら
Harvard Graduate Certificates | Harvard Extension School
Degreeの種類一覧はこちら
Graduate Degrees | Harvard Extension School
受講開始するために必要な要件
ひとつコースを受講、またはCertificateを取得する
気になるコースを受講することだけでしたら、壁は高くありません。
Certificateを目指す場合も同様です。
International Studentの場合には、英語力を示す以下のいずれかの書類が必要です。
- 英語圏の高校または大学を修了した証明書
- TOEFL ibt 100点以上 (My best scoreは使用不可)
- IELTS 7.0以上
- PTEA 70以上
- Duolingo English Test (DET) 125点以上 (2021年新たに追加されました!)
これのみです!!
他は、大学の卒業証明証や成績表なども一切必要ありません。
英語力と資金さえあれば受講可能なのです。
なお、この英語用件を満たすまでは、オンラインアカウントは作成できても、コースの選択及び受講ができないようになっています。
公式情報はこちらです。
English Proficiency Requirement for Registration | Harvard Extension School
Degreeを取得する
Degree取得を目指す場合は、もう少し大変です。
まずは正式にDegree候補生となる前に、2〜3コース (分野により指定コースあり)で評価B以上を取得することを求められています。
また、大学の卒業証明証や、実験経験であったり、Recommendation letterが必要な分野もあります。
スタートしてからも長いです。
必要な単位数が多いので、多くの方は社会人を働きながら3-4年かけてDegreeを取得しに来ていました。
Degreeに関する詳細は以下から確認できます。
Undergraduate Degree Program Admissions | Harvard Extension School
Graduate Degree Program Admissions | Harvard Extension School
年間スケジュール
各タームは大学と同じ4つに区切られていて、どこからでもスタートできます。
Janually Session: 1月
Spring Term: 1月末 〜 5月
Summer Term: 6月 〜 8月
Fall Term: 9月 〜 12月
Spring TermとFall Termは、1授業2時間を週1ペースで3ヶ月。
Summer Termは、1授業3時間を週4日で3週間、または週2日で7週間。
Janually Sessionは、1授業3時間を週4日で3週間。
というペースで進んでいきます。
このほか、授業時間外でも1コースにつき毎週5時間前後は自習時間が必要でした(英語が得意な方はもっと短いと思います。。)。
アメリカの授業は授業時間外でするべき準備や課題が多いので、なかなか忙しいです。
Summer TermやJanually Sessionは短期集中ですが、こちらもしっかり課題が出ます。
各タームの授業開始・終了週や、各種締め切りはこちらから確認可能です。
Academic Calendar | Harvard Extension School
まとめ
ハーバード大学が提供している一般人向けコースについて簡単にまとめました。
私が目指そうと考えているハーバード・エクステンションスクールのCertificateは、
- 多少の英語力とちょっと頑張る自己投資(お金と時間)があれば始められる。
- 最短1年以内で修了できる。
- 社会人向けのため全体的に授業開始が遅く(アメリカ東部時間)、日中のリズムを崩さずにこなせる。
- Online、Onsiteなど自分にあった受講スタイルを選べる。
- 次の仕事にもつなげられる。少なくとも自信はつく。
- Degreeを目指す気になれば、そのまま移行が可能なことも。
と、かのハーバード大学にマイペースかつミニマムスタートで挑戦できるところが魅力です。
晴れて受講スタートしましたので、今後も手続き方法や授業の様子などをまとめていきたいと思います。
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