五味 太郎/偕成社/1985
内容
日常の風景が見開きで描かれ、各風景で100個前後の”うごきのことば”が紹介されています。
絵の中では、それぞれのキャラクターが何かしらの動きをしていて、対応することばが各キャラクターのそばに添えられています。
描かれている風景は全部で11種類です。
家の周り、保育園・幼稚園、街中、農村地、プール、キャンプ場、動物園、野外スペース、市場、遊園地、スケート場
巻末には、本の中で紹介されたことばが、対応する絵と共に、あいうえお順でまとめられています。
この索引を見てから本編に戻り、風景の中で絵と言葉を見つける楽しみ方も本書でお勧めされています。
そうすることで、ことばが使われる状況や、似た言葉、反対の言葉を一緒に見つけ、ことばの意味の理解を深めることもできるようになっています。
感想
ストーリはないものの、本を開けば、描かれているキャラクターひとつひとつに即興で作り話をしてみたくなる。そんな、楽しい本です。
五味太郎さんの、可愛らしくにくめない絵が、面白さをさらに数倍にも膨らましてくれています。
我が家では、気になる絵を指差し、ことばを口に出しながらうごきを真似して面白がっています。
「(赤ちゃんが)むずかる」とかちょっとマニアックな動詞もあり、親もクスッと楽しめる本です。
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