対象年齢4歳〜 (米国市場基準)
Chris Barton(著)/Shanda McCloskey(絵)/Little, Brown Books for Young Readers/2020
内容
ドラゴンが得意なことはなんでしょう?そして消防車が得意なことは?
「びっくりするかもしれないけれど、僕と消防車はとっても仲がいいんだよ」
「うん。僕たちはとっても相性がいいんだ」
「ドラゴンが得意なことだって?うんうん分かるよ。当たり前じゃないか!」
「うんうん。当たり前!そして消防車が本当に本当に得意なこともね?」
そう言いながら、ドラゴンと消防車はみんなをキャンプ場に連れて行きます。
ドラゴンは影絵を、そして消防車はこわ〜い話を披露します。
それを見て、ちょっぴり残念そうな子ども達。
次にドラゴンと消防車が用意したのは、お手製の料理とバースデーケーキ!
子ども達を置いて、ピニャータを割って、キャンディーを食べて楽しんじゃっています。
その後も、溶接、プール、花火に近寄ったり、アイスクリームを配ったり、ホットココアを用意したり・・・
子ども達はすっかり不満げ。
「待てよ。もしかして彼ら、最近僕たちやってる新しいことに興味があるんじゃない?」
「あぁ!!僕たちが向かい合ってやるやつね。」
「消防車 vs ドラゴン!!」
「向き合って、どっちが勝つかな?」
1・・2・・3!!
いないいないバァ!!
子ども達、ガックリ肩を落として帰っちゃいました。
「なんかダメだったね。また明日挑戦してみようか」
「そうだね。また明日。」
🔥🔥おやすみ消防車🔥🔥(火を吹きながら)
「え?今のだって?あんなのなんでもないことだよ!」
「それなら、僕たちがおはようて言う時も見るべきだね!」
感想
本屋さんに置いてあった新書作品でした。
消防車とドラゴンという、子どもに大人気のキャラクターの共演!
火を吹いてほしい。放水してほしい。という期待を裏切る行為に、ガッカリする周りの子ども達と、終始仲良しで楽しげな消防車とドラゴンが笑えます。
文章は全て吹き出し中の会話文になっていて、朗読はやりにくかったですが、子どもが率先して状況説明や真似をして楽しんでいました。
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