【絵本】Scaredy Squirrel Makes a Friend (英語)

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対象年齢4歳〜 (米国市場基準)

Mélanie Watt/Kids Can Press/2007

怖がりやのリスには、友達がいません。

自分を噛むかもしれない危ない友達を作るよりは、一人でいる方がいいんです。

例えば、ウサギやビーバー、ゴジラに噛まれたらひとたまりもありません。

だからこわがりやのリスは、ちゃんと一人で過ごす方法を心得ています。

本を読み、口笛を吹き、工作をして、あくびして、数かぞえ・・・

ある日、望遠鏡の先に金魚を見つけるまでは。

こわがりやリスは思いました。

金魚！パーフェクトな友達じゃないか。

清潔だし、細菌もいないし、歯がないし、静か！

そこで、こわがりやリスは金魚と友達になる作戦を計画します。

まずは、ネームタグやおもちゃや鏡を用意して自分の身を整えます。

そして、金魚がいる噴水までいくプランを立てました。

ウサギや、ビーバー、ゴジラに遭遇してはたまりません。

でももし遭遇した時は、恐怖を見せず、手を出さないなどの対策を実行し、

それらが全て失敗した場合は死んだふりをする計画です。

さぁ、準備完了。いざ金魚の噴水まで出発。

おもちゃを先に落としてからリスが木の下に降りました。ここまでは順調です。

と、後ろから変な音が聞こえてきました。

なんと犬！これは、計画になかった！

犬はこわがりやリスを追いかけます。

リスは、逃げ続け、逃げ続け、そして・・

ピタッと死んだふりをしました。

30分、1時間、2時間。

犬は、こわがりやリスを噛むことはありません。

ただ、友達になりたかったのです！

それから2匹は、追いかけっこや隠れんぼや死んだふりをしてとても楽しい時間を過ごしました。

この楽しい時間は、こわがりやリスのパーフェクトな友達の定義を変えました。

泥の付いた足、細菌はOK、歯もあって大丈夫、大きな泣き声。

これが、僕の”ほぼ”完璧な友達。

こわがりやリス、今回は友達を作ることに挑戦です。

噛みつく友達が怖いからって、歯のない金魚に狙いを定める時点で可笑しい。

初対面の第一印象をよくするために用意したモノには、消臭剤や湿った手を隠すための手袋など、ツッコミ所が満載です。

結構ボリュームがありますが、ページ間の継続性が強くないので、子どももケラケラ笑いながら好きなページをつまみ読みで読んでいます。

Youtubeでアニメーションになったものも購入できるようです。

アメリカのAmazonではPrime Videoで視聴可能です。