対象年齢3歳〜 (米国市場基準)
Marianne Dubuc/Kids Can Press/2020
あらすじ
メープルストリート3番地にあるアパートの賑やかな1日が始まりました。
1階に住むうさぎの親子は、お誕生日会の準備に大忙し。
ケーキを作って、デコレーションをして、招待状を届けて。
午後になると、アパートのお友達がプレゼントを持ってやってきます。
同じアパートに住む他の動物達もみんな朝からパタパタと動き回っています。
3匹の子ネズミがいるネズミの一家は今日もドタバタの1日。
その上では外から帰ってきたフクロウが眠ろうとしています。
キツネの一家はまもなく新しい家族を迎える様子。
3階には、ネコの家族が引っ越してきました。
ハリネズミの親子にとって、今日はお父さんが旅から帰ってくる日です。
同じアパートに住むもの同士、お互いに助けたり、迷惑したりしながらも、それぞれの1日を過ごしていきます。
感想
各ページ、見開きで家の絵が書いてあって、動物達の1日が描かれていきます。
最初はうさぎの一家のストーリを読んでみて、次はキツネ、ハリネズミ、クマ・・・
と何度も読み返せる絵本です(絵本の中に文章があるのはうさぎの一家のみ)。
また、お互いの家族同士の関わりも注目どころです。
例えば、キツネの両親が出産で出かける間にキツネの子がうさぎの一家に遊びにきたり、風邪をひいたクマの部屋にハリネズミが看病で来ていたり。
困った時にどう助け合っているか、読み聞かせながら話し合ってみるのも良いかもしれません。
動物達の一家だけでなく、お化けや、人形、虫など、よく見ないと気付かないような小さな役者達も登場していて、何度開いても発見が楽しい絵本でした。
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